アイコン いずも&かがを本格空母へ F35B搭載へ/海上自衛隊=日本海軍

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防衛省が将来的に海上自衛隊(=実質・日本海軍)のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」と「かが」で運用することも視野に、短距離で離陸できるF35B戦闘機の導入を本格的に検討している。
既に、導入を決めた空軍仕様のF35A計42機の一部をB型に変更する案、別に追加購入する案があり、来年後半に見直す「防衛計画の大綱」に盛り込むことも想定している。
 
護衛艦であってもF35B戦闘機を搭載すれば軍事的には「空母」と位置付けられ、自衛のための必要最小限度を超えるため攻撃型空母を保有することは許されない、としてきた政府見解との整合性が問題となる。
しかし、現実は、絶好の機会である北朝鮮からの追い風に乗り、空対地ミサイル、地対地・艦対地トマホークミサイルの導入を本格化させており、これまでなかった敵陣地攻撃能力を飛躍的に充実させる。
・・・米国の貿易赤字対策との一石二鳥(欧州からも武器購入を検討しているが実際はポーズだけ)。

米国と同じように、相手から攻撃を受ける前に相手陣地を先にたたく、すでに法整備された「専守先制防衛」の一環で攻撃能力を米国並みに整備していく。

 政府は、北朝鮮の弾頭ミサイルに対して、防衛ミサイルシステムのイージス・アショアを配備するとしているが、まだ製造国の米国で未完成品。

同システムでは、日本も開発に参画しているSM3-ブロックⅡAのミサイルが使用されるが、現在のところ、2発発射して1発命中、しかし、実践での迎撃は想定が難しく迎撃率は低くなる。多弾頭ミサイルや弾頭ミサイルの放射発射には対応できない問題もある。深夜に撃ち込まれた場合は、その迎撃能力はさらに落ちる。痛し痒し。

THAADは1システム1000億円とされていたが、今では米国の言い値により1300億円以上に跳ね上がっている。そのため政府は、経費面から1システム800億円のイージス・アショアを配備するとしていたが、今ではこれも1000億円に跳ね上がっている。配備するときには、さらに1200億円くらいに跳ね上がると見られる。
政府としては、いくら価格が上がっても、イージス・アショアは全国を防御するのに2システムしか必要なく、THAAD配備より大幅に安いという理屈を講じることになる。

ただし、前述のとおり、多弾頭ミサイル・フェィクミサイル搭載ミサイルには対応できず、すべて、迎撃ミサイルは気持ちの問題。(核弾頭ミサイルが10発中、1発でも都心や中枢に撃ち込まれたら終わり)
なお、いずも・かがの空母価格は1隻、約1000億円となっている。3番艦あたりでは1300億円以上に高騰する可能性もある。支払い原資は税金からであり誰の腹も痛まない。

日本は防衛ミサイルさえ開発せず、米国から購入ばかりして米国のカモになっている。コンピューターが米軍研究機関により開発され、民間にその技術が解放されたように。しかし、日本では迎撃技術さえほとんど蓄積されず、今では大学に技術開発を要請しているほど。
また、外国に売ろうとしても親方日の丸の予算を付けられ開発、製造してきた日本の武器メーカーは、世界に通用する競争力を持たず、海外への武器輸出も国が銭で支援しない限り輸出できない世界市場環境にある。(韓国は昨年9500億円を武器輸出、今年は潜水艦や戦闘機なども輸出している)

<空母「いずも」> 現在は護衛艦「いずも」
<空母「いずも」> 現在は護衛艦「いずも」

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[ 2017年12月25日 ]

 

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