アイコン 中国・吉利 ボルボの次にダイムラー狙う 筆頭株主に

 

 

中国の自動車メーカー、浙江吉利控股集団が取得した独ダイムラーの株式は約75億ユーロ(約9800億円)相当に達し、筆頭株主となった。
吉利は過去数週間に株式市場でダイムラー株を買い進め、持株比率を10%弱とした。吉利は数日以内にもこの取引を発表する可能性があると、関係者は語った。
吉利の李書福会長は昨年12月、スウェーデンのトラックメーカー、ボルボの筆頭株主にもなった(ダイムラーに次ぐトラックメーカーで最近順位を4位あたりに落としている)。すでに吉利は、ボルボの乗用車部門を2010年8月に買収し、子会社化している。
また、英ロータスも親会社のプロトンを買収し、傘下におさめている。

(ドイツは中国により経済が成立しており、中国からの買収を歓迎している。これまで最先端企業などいくらでも買収に国として応じてきた。しかし、米国からの忠告もあり中国企業の買収を禁じた最先端企業も最近始めてあった。ドイツ政権が大連立で左傾化すれば、さらに中国企業によるドイツ企業の買収は加速するものと見られる)

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2月7日の当JC-NET記事
中国自動車メーカー吉利(ジーリー)汽車の創業者である李書福氏が、ドイツの同業ダイムラーの株式を買収する計画をしている。
買収案が成功すれば、李氏はダイムラーの筆頭株主になるとの見通しだと独紙・ビルトが4日報じた。
李書福氏は、習近平国家主席と近い関係にあるため、今回の買収案には中国当局の意向があるとの見方をしている。

(外資流出のチェックを強めている習政権にあり、新技術獲得など戦略的な買収における外貨流出にはついては規制していない。さらに習政権に近ければなおさらだ。吉利はダイムラーの自動運転技術と蓄電池技術を狙っていると伝えられている。開発するより買収した方が安上がりとの魂胆がある。)

ビルトによると、李書福氏は、すでにダイムラーのディーター・ツェッチェ会長との間で株式の買収をめぐって会談を行った。李氏は、吉利汽車がダイムラーと提携することで、自動車産業に参入したアップル社やグーグルなどIT大手と勢力拡大を競っていくと表明した。

ダイムラーは、高級車メルセデス・ベンツや小型車スマートなどのブランドを製造販売している。
現在、同社の筆頭株主は、中東国クウェートの政府系投資ファンドで、同社の約6.8%の株式を保有している。
「ビルト」は、現在ダイムラー株式の時価総額が約900億ドル(約9兆9000億円)であるため、李書福氏の出資規模は60億ドル(約6600億円)以上と推測している。
以上、

<吉利控股集団の略歴>
1986年00月:冷蔵庫のメーカーとして設立
1994年04月:バイクの製造事業に参入
1997年00月:自動車の製造を開始(吉利汽車(ジーリー、Geely Automobile)
1996年05月:吉利集団有限会社を設立
2003年05月:浙江吉利国润汽车有限公司を設立。
2004年04月:モデルの養成学部(吉利自動車モデル学科)を設置。
2010年08月:フォードからボルボ・カーズを買収。
2017年5月、マレーシアの自動車メーカーのプロトン株の49.9%を獲得して、英ロータス・カーズの株式も51%を取得。
2017年11月、スカイカーの開発で知られるテラフージアを買収。
2017年12月、ボルボグループ(ABボルボ)の筆頭株主となることでスウェーデンの投資会社と合意。
2018年2月、ダイムラーの株式9.69%を取得して筆頭株主に。
以上、

中国は、国家が主導して、お墨付きを与えた企業の買収資金を貸し出すように金融機関に指示することから、買えない世界の大企業はない。
ただし、外貨不足に陥っていることから、不動産やエンタメの買収や投資については、安邦保険集団の経営者を起訴し(経営者の呉小暉は鄧小平一族と繋がりを持つ政商)、当局が管理下に置いたように、手厳しい措置をとっている。大連万達も当局の締め付けで窮地に至っている。

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[ 2018年2月26日 ]

 

 

 

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