韓国経済 指数一覧表 ソウルの商店街の空質率上昇
韓国では、消費心理が冷え込み、外国人観光客が減った影響で1~3月期のソウルの商店街空室率が前四半期に比べ上昇している。
韓国鑑定院が25日に明らかにしたところによると、
1~3月期のソウル市内の大型商店街(3階以上、延面積330平方メートル以上)の空室率は7.7%、小規模商店街(2階以下、延べ面積330平方メートル以下)は3.7%となった。昨年10~12月期よりそれぞれ0.7ポイントと0.4ポイント上昇した。
永登浦と新村一帯の中大型商店街は9.2%の空室率を示した。
昨年10~12月期は7.7%で、1四半期で1.5ポイント上昇した。
都心圏の中大型商店街は同期間に4.4%から4.6%に、江南圏は7.3%から7.5%に空き店舗が増えた。
江南圏の小規模商店街は、昨年10~12月期に2.0%にすぎなかったが、今年1~3月期には4.7%と調査された。
「消費心理の冷え込み」と「観光客の減少」により、売り上げが減り賃借料に耐えられなくなった店舗主が多くなってきている。
慶熙大学入口、梨泰院駅、新沙駅、新村で空室が特に増えている。
新沙駅一帯は、中国人観光客需要が減って廃業する店舗が増えたことが空室率を高めた。
梨泰院は、竜山米軍基地が移転したことで外国人訪問客も減る傾向にある。
韓国鑑定院関係者は「外国人観光客が減少した影響が商店街の空室につながった。賃貸料上昇により商売をたたむ創業者が多くなったことが主な理由」と話した。
消費者心理指数は、昨年11月から5ヶ月連続で下落している。今月の消費者心理指数は107.1で先月より1ポイント下がった。(それでも7.1ポイント均衡線より上方にある)
輸出型の財閥企業の景気は好調、内需は停滞しているが、不動産バブルは規制強化されても続き、不動産業と建設業は潤っている。ただ、地方からバブルは沈静化の動きとなっている。
こうした不動産バブルが影響し家計負債は空前の多さとなり、消費を圧迫している。
内需停滞により青年失業率が11.6%の高水準、政府の公務員増政策も相殺され、さらにマイナスとなっている。
新政権により内需が不景気のさなかに実行された16.3%という途轍もない最低賃金の上昇、中小企業はコスト増にリストラに走り、製造工場は海外へ向かう。物価は上がり、さらに消費を萎縮させるという大きな政策ミス、韓国の世は南北会談に浮かれ、現実からは遠いが、いずれ社会問題化する。・・・ただ、中国の観光・文化制裁解除ともなれば内需も心理もすぐ浮かれる。
韓国経済概要
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最新
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前回
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発表
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人口
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50.8 百万人
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2016年12月
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50.6
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毎年
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GDP成長率
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1.1%
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2018年3月
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-0.2%
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四半期
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GDP通年
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3.1%
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2017年
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2.7%
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年
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男女とも定年
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60歳
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2018年12月
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60
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毎年
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失業率
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4.0%
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2018年3月
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3.60%
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毎月
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若年者失業率
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11.6%
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2018年3月
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9.60%
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毎月
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失業者
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1,116 千人
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2018年3月
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997
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毎月
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雇用率
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60.2%
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2017年12月
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61.2
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毎月
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賃金
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3,541,984ウォン/月
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2017年12月
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3,575,612
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四半期
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最低賃金
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7,530ウォン/時
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2018年12月
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6470
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毎年
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売上税率
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10%
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2018年12月
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10%
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毎年
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法人税率
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25%
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2018年12月
|
22%
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毎年
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消費者物価指数CPI
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104 ip
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2018年3月
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104
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毎月
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生産者物価指数
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104 ip
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2018年3月
|
104
|
毎月
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外貨準備
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396,750mill$
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2018年3月
|
394,800
|
毎月
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貿易収支
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6,865mill$
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2018年3月
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3,244
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毎月
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輸出
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51,600mill$
|
2018年3月
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44,876
|
毎月
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輸入
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44,700mill$
|
2018年3月
|
41,565
|
毎月
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経常収支
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4,030mill$
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2018年2月
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2,680
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毎月
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観光収入
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1,134,000mill$
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2018年2月
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1,076,900
|
毎月
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観光客数
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1,045,415人
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2018年2月
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956,036
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毎月
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兵器売却
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587mill$
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2017年12月
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585
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毎年
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GDP対政府債務
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38.0%
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2017年12月
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38.30%
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毎年
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※1ウォンは0.1011円、0.000926$、1$は1077.97ウォン、1$は109.260円//4/26日
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<建設受注>
不動産バブル継続中、
中国からの投資が入ってきており、観光制裁が解除されれば、中国勢の不動産投資が牽引して、不動産バブルが続く可能性もある。昨年、北朝鮮と緊迫した中でも不動産バブルが続く異常さもある。中国同様個人の投機熱が非常に高い。(弱い規制発動、地方都市売れ残り目立つようになってきたがソウルが牽引・イムジン河の氷も融けだし、バブルに拍車がかかる可能性も)