アイコン 「もんじゅ」どころか危険な原発 「クラス1」配管の点検漏れ発覚 1万点以上漏れ

MOX燃料から新たな燃料を作り出す高速増殖原型炉「もん じゅ」(福井県敦賀市白木2丁目1番地)を運営する日本原子力研究開発機構(原子力機構)が、もんじゅの原子炉を冷却する配管類や、熱交換器などに冷却水 を送る設備という極めて重要な設備でも、点検を適切に行っていなかったことが25日分かったと報道されている。

今月2日から実施した原子力規制緩和委員会の保安検査で判明した。
 規制緩和委や原子力機構によると、新たに判明した大きな問題点は二つあるという。
 一つ目は、原子炉を冷やす一次冷却系。発火の危険性がある液体ナトリウムが使われており、本来ならナトリウムを抜いてデータを取り、配管などが劣化していないかなどを詳しく分析するよう定められているのに、十分に分析しないままナトリウムを戻していた。

 二つ目は、ポンプ類や熱交換器などに冷却水を送る補機冷却系の点検。配管が劣化していないか、配管の厚さを計測してチェックする手順になっていたのに、外観を見ただけで点検済みとしていた。

 こうした杜撰な点検管理が見つかった部分は、いずれも原子炉の安全性を保つ上で最も重要とされる「クラス1」の配管。
もんじゅをめぐる点検漏れは一万点を超え、検査をするたびに新たな点検漏れが見つかる問題が指摘されてきたが、数の多さだけでなく、手抜きは原子炉の心臓部にまで及んでいる。

 もんじゅは現在、事実上の運転禁止命令が出ている。今回の事態を受け、さらに長期化するのは必至。
以上、

天下りの研究者ばかりが上層部(理事)に名を連ねており、原発管理能力はほとんどない。電力会社の原発所長OBを据えるしか、原発そのものの管理体制の再生はできないだろう。
検査のたびに問題が発覚するデタラメ原発のもんじゅである。
安全神話で作り出された1万数千件の点検漏れが「もんじゅ」の実態。原発の管理能力が原子炉専門家の理事たちにはなく、原爆を作るなら再稼動させる必要があろうが、そうでなければ廃炉しかないだろう。

[ 2015年3月26日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
「医療法人社団菫会」前田章理事長と黒い巨頭(06/08 11:36) 2015:06:08:11:36:29
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめの「建設・建築求人ナビ」 が便利です。


PICK UP

↑トップへ