アイコン ブラック ゼリア新薬工業 新入社員研修で自殺 地獄のマインドコントロール型

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報道によると、製薬会社大手のゼリア新薬工業に勤めていた男性Aさん(当時22歳)が2013年5月、新入社員研修で、研修専門会社による「過去のいじめ体験」を告白させられ「吃音」(言葉を円滑に話せない)を指摘された直後に自殺した。

ゼリア新薬の新人研修担当者は、「自分も受講したことがある」として、次のように供述したという。
1、「軍隊みたいなことをさせる研修だなと感じた」
2、「いつも大きな声を出す必要があり、機敏な動きを要求され、指導員、が優しくない」
3、「指導員は終始きつい口調」「大きな声で命令口調」
4、「バカヤローといった発言も多少あった」
5、「最終的には感極まって涙を流す受講者も出るような研修」
6、「研修会場はある種異様な空間」
7、「個人的にはもう受けたくない」
8、「途中で体調不良者が出ることもある」

労基署は、研修を請け負ったビジネスグランドワークス社が実施した「意識行動改革研修」の中で、「相当強い心理的負荷があった」と認め、それが原因でAさんは「統合失調症」を発症して、自殺に至ったと結論付け、「業務上の死亡だった」として2015年に労災認定した。

両親は8月8日、ゼリア新薬と研修を請け負った会社、その講師を相手どって、安全配慮義務違反や不法行為に基づく損害賠償、約1億円を求める訴訟を東京地裁に起こしたと報道されている。
以上、

安易な大手企業に対して警鐘を鳴らすためにも1億円ではなく、懲罰的判決を求め10億円を請求すべきだろう、米国では常識。
いまだ、大手企業の一部は、人権完全無視の地獄の訓練などをまかり通らせている。長時間起立拷問、暴力、追放処分・・・等々。

日本のスポーツの世界では、学校などでシゴキによる暴力事件や自殺者などが多発、社会問題化し、すでに指導そのものが大幅に見直され、ヤル気を喚起させる指導に変わっている。そうした結果、いろいろなスポーツ分野で活躍する層が大幅に増加している。
意欲・向上心に対する研究もなされ、指導方法も研究され、今時、地獄の訓練など、キチガイじみている。

ゼリア新薬は、創業家の伊部家が支配する会社、伊部幸顕現会長が2014年6月まで32年間も代表に君臨し続けてきた超ワンマン会社。現在も代表権を持ちCEO、2014年6月から娘婿の伊部充弘氏に代表取締役社長を務めさせているがCOOどまり。
今回の問題、同社が有名な大衆薬だったら不買されるところだろう。それでも大衆薬の販売比率は4割である。
こうした問題を契機に伊部幸顕氏は、隠居すべきだろう。株主の立場で同社を見ればよく、若い伊部充弘氏やスタッフに全部任せるべきだ。60歳以上の役員スタッフも退場させることが求められる。医薬品業界は、世界の時間が特に早く回っており、年配者は付いて行くことができないだろう。その潮流に油断すれば飲み込まれてしまう。

ゼリア新薬の当時の地獄の研修最高責任者は専務から副社長に昇進している

 

当時の地獄の研修責任者(ゼリア新薬)の略歴
遠藤広和                                  
昭和52年4月
㈱東海銀行入行
専務取締役
平成10年5月
㈱東海銀行新小岩支店長
 管理本部長・法務部長・コンプライアンス担当
平成14年1月
㈱UFJ銀行名古屋法人営業第4部長
※平成26年5月より副社長に就任、現在に至る
平成16年7月
㈱UFJ銀行審査第5部融資管理室長 
平成18年1月
当社経理部部長
平成18年6月
経理部長 
平成19年6月
取締役
平成20年2月
管理本部長(現)
平成20年2月
コンプライアンス担当(現)
平成21年6月
常務取締役
平成21年8月 
法務部長(現) 
平成22年6月
人事部長
平成23年6月 
専務取締役(現) 
 

[ 2017年8月 9日 ]
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