セガサミHD/第3四半期 パチンコ機器悪化 ゲーム好調 株価も急騰
同社は、今2月からの出玉規制によりパチンコ・パチスロ業界は設備投資を極力控えるものと見られ、パチンコ・パチスロ機器部門は当面低空飛行が続く可能性がある。
一方、エンターテイメントコンテンツ部門は、コアユーザーの家庭用ゲーム機が回帰しているのか、販売高は前年並みだが営業利益を改善させている。
デジタルゲームでは、「ファンタシースターオンライン2」「オルタンシア・サーガ-蒼の騎士団-」「ぷよぷよ!!クエスト」では各種イベント開催、新作「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」が堅調に推移したとしている。
パッケージゲームは、コアユーザーがスマホから回帰しているのか前年同期間813万本の販売が、今期は1428万本と急増しているが、日本向けは減少、欧米向けが増えている。新作の「ソニックフォース」「龍が如く 極2」「Football Manager 2018」を新規投入している。
アミューズメント機器は「UFO CATCHER」シリーズのプライズ機が好調に推移している。
アミューズメント施設は既存店売上高が前年同期間比2.1%増となった。
リゾート事業は、宮崎のフェニックス・シーガイア・リゾートにおいて「THE LIVING GARDEN~森のエリア~」をオープンさせ、来場者は9%増となった。
同社が巨額を投じたまだ開発途上にある韓国・仁川近くの韓国初のIR型カジノ「パラダイスシティ」は徐々に収益が改善してきているとしている(カジノは開業/持分会社)。
以上、
韓国と中国が仲良くならなければ、なかなかカジノ上客は来ないだろう。マカオカジノは大幅に回復してきているが、韓国カジノは、江原ランドを除き、全部外人さん専用のカジノでもあり、中国からの上客を引っ張り込まない限り、業績に寄与するには長期間を要するものと見られる。
九州の土建屋などのカジノファンは済州島が多く、仁川・永宗島まで来らせる裏の努力も必要だろうか。
しばらくは、ゲーム部門が同社を牽引するしかなさそうだ。
2018年3月Q3期 売上高内訳/百万円
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連結
|
売上高
|
前期比
|
営業利益
|
前期比
|
営業利益率
|
パチンコスロ
|
95,499
|
-20.2%
|
15,179
|
-41.4%
|
15.9%
|
エンタメゲーム
|
157,944
|
1.6%
|
17,279
|
12.3%
|
10.9%
|
リゾート
|
7,359
|
-30.2%
|
-1,843
|
-1,822
|
|
調整
|
2
|
|
-4,992
|
|
|
合計
|
260,804
|
-1.8%
|
25,623
|
0.1%
|
9.8%
|
セガサミHD
|
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連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
←率
|
経常利益
|
当期利益
|
17/3期Q3
|
285,727
|
35,067
|
12.3%
|
35,398
|
36,527
|
18/3期Q3
|
260,804
|
25,623
|
9.8%
|
24,315
|
13,754
|
18Q3/17Q3比
|
-8.7%
|
-26.9%
|
|
-31.3%
|
-62.3%
|
18/3期予想
|
330,000
|
13,000
|
3.9%
|
10,000
|
5,000
|
18期予/17期比
|
-10.1%
|
-56.0%
|
|
-65.0%
|
-81.9%
|
17/3期
|
366,939
|
29,527
|
8.0%
|
28,542
|
27,607
|
16/3期
|
347,981
|
17,617
|
5.1%
|
16,409
|
5,369
|
15/3期
|
354,921
|
17,609
|
5.0%
|
16,993
|
-11,258
|