アイコン 韓国 製造大手143社の設備稼働率78.8% 国の調査は101.6%

 

 

全国の主な産業団地の稼働率は最近3年間で急激に低下し、60~70%にとどまっている。こうした中、韓国500大企業のうち製造業143社の稼働率は過去1年間で2ポイント以上低下し、80%以下に転落した。
全国経済人連合会(全経連)のペ・サングン専務は「これまで製造業の稼働率低下は主に中小企業で見られたが、最近は半導体市況の悪化、輸出低迷などの影響で大企業の稼働率まで低下している。
今後、米中貿易戦争などが本格化すれば、韓国大企業の生産減少が長期的な流れになりそうだ」と述べている。
韓国経済は将来が不安な「新R&D(リセッション&デフレーション)恐怖時代」に差し掛かっているとの分析も聞かれる。

■大企業の工場稼働率まで70%台に
サムスン系列の半導体・ディスプレー産業向け設備メーカー、セメスの今年上半期の工場稼働率は33%にとどまった。
前年同期(95%)と比較すると、62ポイントも低下した。
同社は韓国で最大手の半導体設備メーカーだが、今年上半期は営業損益が▲450億ウォン(約39億円)の赤字に転落した。業界は「主要顧客のサムスン電子、SKハイニックスなどによる新規設備投資が滞り、大きな打撃を受けている」と分析した。

企業評価サイトCEOスコアは9月4日、国内の売上高上位500社のうち、半期報告書を提出し、かつ稼働率を公表した製造業143社の上半期の稼働率を集計した結果、78.8%だったと発表した。前年(80.9%)を▲2.1ポイント下回った。
CEOスコアのパク・チュグン代表は「昨年主要企業が積極的な設備投資を通じ、生産能力を拡大したが、実績が伴わずに工場稼働率が大幅に低下した。景気を見通すことができる大企業の工場稼働率が心理的な安定ラインの80%以下に低下したことで、下半期の経済状況はさらに悪いと見込まれる」と指摘した。
世界の半導体市場で「スーパー好景気」が終わりを告げ、IT、電機・電子業種の稼働率は昨年上半期の87.5%から今年上半期は78.6%へと▲8.8ポイント低下した。

稼働率が減少したのは、石油化学が▲3.8ポイント低下、鉄鋼は▲2.6ポイント低下、食品・飲料は0.7ポイント低下など軒並み稼働率が低下した。

稼働率が上昇したのは、製薬が2.9ポイント上昇、建築資材が1.1ポイント上昇、生活用品が0.8ポイント上昇、自動車とその部品が0.0ポイント上昇、造船・機械・設備が0.0ポイント上昇などにとどまった。

中央大経済学科の朴完奎教授は「国内の政治、外交的な状況がいずれも不安で、企業は生産活動を縮小し、投資もためらっている。企業が新規投資をためらえば、雇用問題も解決せず、雇用が減少すれば消費も減り、経済の活力まで低下する悪循環に陥る」と述べた。
以上、朝鮮日報参照

文経済失策による大幅な労働コスト増による景気低迷、それに加え米中貿易戦争の影響を受けている中、政治・外交では反日感情を燃え上がらせ、文在寅政治としては大成功させているものの、国民の消費には逆効果、バイ・コリアには結び付かず、消費低迷、日本関係では韓国人経営の日本料理店や日本向け観光会社、日本製品を取り扱う企業は失業者を大量発生させている。いくら失業者が大量発生しても、文政権下では公共機関で抱え込むことになっており、心配要らないだろう。昨年8月忖度しない前任者を首にして入れ替えた忖度統計庁長官もいることだし。

↓韓国の設備稼働率
大企業の設備稼働率が大幅に悪化しているにもかかわらず、国の調査では全体の稼働率は100%をクリアしている。景気がよいのだろう。

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[ 2019年9月11日 ]

 

 

 


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