アイコン トランプ大統領 中国との和解選挙後もかまわないと、北朝鮮に対し強硬姿勢も示唆

 

 

トランプ大統領は3日、NATO会議で放英中での記者会見で、「(中国との貿易戦争の)和解・合意は、「期限はない。ある意味で選挙後まで待った方が良いのではとも思う。彼らは現段階での合意を望んでいる。うまく合意できるかどうか、いずれ分かる」と述べた。

また、3日のNATO議長との会談冒頭で記者を前に、北朝鮮との関係について、必要があれば軍事力の行使も辞さないと、「非核化するとした合意の順守を望んでいる」と強調する一方、米国はかつてなく強大な軍事力を持っていると主張し、「必要に迫られれば使うこともある」と述べた。
以上、ロイターが報じた。

トランプ氏の発言を受け、3日のNYダウは▲415ドル、▲1.5ポイントほど下落している(現地11時30分現在)。

<独に対して「NATO経費増額せよ、さもなくば貿易制裁するぞ」と>
また、トランプ米大統領は、NATO会議で、「ドイツはNATO拠出増額するべきだ。さもなければ貿易措置をとる」と警告した。
先だってフランスのマクロン大統領は、NATOはすでに機能喪失状態「脳死」と発言し、トランプ米大統領から猛批判を受けたが、けっして撤回しなかった。

トランプ大統領は、貿易制裁でトルコを苛めたものの、シリアのクルド人政策ではトルコに大幅譲歩し、トルコ軍のシリア進駐を認めてしまった。だが、NATO加盟国でもあるトルコが設置したロシア製THAAD版のN-400ミサイル防衛対空ミサイルを設置したことを受け、トランプ氏は貿易制裁するといきまいている。
N-400は5月から搬入され続け、設置を完了している。
N-400は、米THAADより射程距離が長く(400キロ)、THAADが低空を飛行する巡航ミサイルを撃墜できないのに対して、低空飛行ミサイルに対しても撃墜能力を有する。
中国はN-400をすでに配備し韓国駐留米空軍基地やTHAAD基地に対峙させている。

米国のトランプ大統領は対話もせず、ああしろこうしろと他国に対して命令し、従わなければ、貿易制裁するぞと脅し、貿易制裁を天下の宝刀にするどころか、狂人に刃物状態で振り回し、鞘に納める暇もなくしている。

トランプに振り回される独仏は、脳死状態のNATOに変わり、EU軍創設を検討し始めている。

[ 2019年12月 4日 ]

 

 

 


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