アイコン 独自動車部品大手のベバスト社内で感染拡大 感染者が本部会議に出席

 

 

ドイツ当局は28日夜、国内で初めて新型の武漢コロナウイルス感染が確認された男性(33)の同僚3人も、同ウイルスに感染していたことが分かったと報じられている。
「人から人」への感染が、ドイツでも拡大しているとみられる。

DPA通信によると、ドイツ南部バイエルン州当局は、「複数の濃厚接触者についても、検査を行っている」と説明した。
感染者が勤務する自動車部品のグローバル企業であるベバスト(Webasto)は、ミュンヘン近郊のストックドルフの同社本部を一時的に閉鎖した。

<感染経路>
武漢の両親(感染/未発症)
⇒(上海の娘宅訪問)
⇒娘の上海ベバスト社中国女性社員(独から帰国途中発症)
⇒(未発症でベバスト本社での会議に出席)
⇒会議出席の本部男性社員が感染
⇒感染男性社員から同社同僚3人が感染

本部の会議に参加した上海の中国人女性社員は、ドイツへ向かう数日前、武漢から両親が上海の女性社員宅を訪問し会っていたという。この女性はドイツでの会議を終え、帰国途中に発症し、感染が確認されたという。ドイツ最初の感染者となった男性は、その会議で当該の中国女性社員と一緒だったという。その男性の勤務先や会議場所がミュンヘン近郊の本部だった。

ベバスト社は1901年創業、本部はミョンヘン近郊のストックドルフ。営業拠点は46ヶ国、製造拠点は15ヶ国の多国籍企業=グローバル企業。事業は主に自動車ルーフとヒーター。日本にも子会社が所在する。


 

[ 2020年1月31日 ]

 

 

 


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