アイコン 韓国の感染急拡大 日本政府は宗教団体の礼拝・例会などの延期を促すべきだ

 

 

韓国の宗教法人の礼拝参加者らの集団感染が発生している。この宗教法人はキリスト系の新興宗教「新天地イエス会」、信徒は9500人とされている。大邱教会の日曜礼拝に参加した礼拝者に感染が拡がっているが、礼拝には全国各地の信者も参加しており、そうした信者が全国各地で感染していた。
いつ、どこで、誰が感染して、持ち込まれたのかも定かにはなっておらず、また、感染した人たちがそれぞれの生活空間での濃厚接触者たちを割り出すのは、急激に増え続けている結果、困難になっており、防疫体制は崩壊寸前、感染が拡大している。

また、慶尚北道清道郡の清道テナム病院、精神科病棟で19日患者が死亡、陽性反応が出て感染が表面化した。すでに病院関係者だけで111人の感染が確認されている。

同一敷地内には、①「テナム病院」と②「清道保健所」と③「国立清道老人療養病院」および④老人ホームの「エデン院」の計4つの施設があり、全体で医療+職員298人と患者ら302人が在籍していた。(「テナム病院」は精神科だけの病院なのか現状、定かではない)
(うち、最初に感染者が出たテナム病院精神科棟は直ちに隔離閉鎖したが、入院患者101人と医療スタッフ+職員ら12人の計113人が在籍していた)。
精神科病棟を除き、ほかの3施設はすべての在籍者を移動させ隔離している。

『大邱市「新天地教会」と慶尚北道清道郡「テナム病院」の関連性』
「新天地イエス会」大邱教会と慶尚北道清道郡のテナム病院との関連性は、18日に31番目となった女性感染者が訪れていたとの報道があったが、直近ではなくなった。
 31番目の女性は2月初めに清道郡を訪れている。5日に交通事故で大邱市の韓方病院に入院、ただ、この女性は「新天地イエス会」の信者だった。9日と16日の「新天地イエス会大邱教会の日曜礼拝」に出席していた。
しかも、この間、熱が出て、別の病院を訪れ、2度診察を受け、2度とも感染検査を受けたほうがよいと診断された。しかし、この女性は海外渡航歴がないことから、これを拒否していた。しかし、熱が下がらないことから、自ら保健所へ出向き検査を受け感染が18日に確認された。
この2度の診察を受けた病院が清道テナム病院とされていた。隣接して保健所もある。また、2月初めの清道郡の訪問地は明らかにされていない。

この女性感染信者がスーパースプレッダーになったことは間違いないが、「新天地イエス会」と「テナム病院」との関係では、新たな報道もなされている。
最近、「新天地イエス会」の信者が「テナム病院」で亡くなり、多くの関係者が訪れていたという。ただ、いつ亡くなったのかのなどは報じられていない。
31番目の女性信者の感染者がどこで感染したのかも不明のままだ。

また、済州島基地の軍人は、大邱に一時帰郷し、基地に戻ったところ感染が確認された。親族や家族は新天地教に関係ないという。大邱国際空港経由で帰郷し、また同空港経由で帰任していた。

 日本政府は、感染能力を有する発症しない感染者もいるCOVID19感染症、宗教団体に対して集会・例会・礼拝などの自粛を要請できるだろうか。芸能人たちの公演など各種イベントの自粛要請もできるだろうか。
与党の試金石となる。
風評被害が第一、できないだろう。

23日現在感染者は133人、12600万人の日本人、大局から見て、大したことはないと見ているのだろう。
感染源不明で感染が急拡大すれば、工場や職場などの機能がストップすることにもなり、日本の産業体系が総崩れになる可能性もある。それより、風評被害抑制が第一のようだ。
中国は14億人、8万人弱の感染者で産業はパニック状態だ。
その恐怖は韓国の事例を参考にすべきだ。

 
韓国の感染者数
COVID-19
新天地
病院
 
感染者数
増加数
感染者数
感染者数
2月18日
31
 
1
 
2月19日
46
15
 
1
2月20日
104
58
 
16
2月21日
204
100
 
 
2月22日
433
229
 
 
2月23日
556
123
306
111
「新天地イエス会」大邱教会
清道テナム病院

 

[ 2020年2月24日 ]

 

 

 


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