アイコン 22年3月期 ゼネコンランキング 官庁工事受注▲10%減少 追加更新中


スーパーゼネコンおよび売上高2000億円以上の中堅ゼネコンの合計20社をリストアップ。ただし、前田建設は持株会社に移行してインフロニアに、売上高だけ前期の前田建設の分と比較、受注は前期し当期の差異が大きく当期のみ記載した。

連結売上高の頂点に立った鹿島は、海外や国内の関係会社の売上高も大きく、単体での受注や受注残では見えないところもある。

受注は、

なお、受注では、インフロニアなど除いたベスト18社のうち判明している官庁工事を表記している14社で見た場合、国内受注は土木+建築工事で4.0%増加、一方、官庁工事は▲10.1%減少しており、民需は8.4%増加している。

 

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ただ、受注残で見ると官庁工事も3.5%増加しており、民需も5.0%増加し、国内工事の受注残は4.6%増加している。

海外工事は、受注ではマイナス計上が2社あり当期は前期から▲26.6%減少、受注残高でも▲8.0%減少している。

当期の官庁工事の発注に関しては、新コロナ官庁惨禍により減少した可能性もあるが、現在、国土強靱化迅速5ヶ年計画が推進されており、今後、発注は安泰と見られる。現在は国直轄事業は少なくなっており、地方交付金で地方に資金をバラ撒き計画は推進され、全体が見えにくくなっている。

利益は、

当期は新コロナからの経済回復による資源・エネルギー高が高騰、今年3月からはウクライナ侵攻における露制裁により、さらに高騰し、鋼材・木材・セメントなどの建築主資材が上昇しており、連結の売上高上位18社で見る限り、営業利益率は前期の6.5%から当期は4.6%まで▲1.9ポイント下落している。

これまでずば抜けて営業利益率が高かった大成建設も前期の8.8ポイントから当期は6.2ポイントまで▲2.6ポイント減少している。

 

なお、掲載していないゼネコンの決算数値は今後、随時掲載更新していく。また、非上場は判明分のみ掲載していく、また当期が判明しない分は前期判明分のみ掲載する。連結を基準とするが、上昇していないゼネコンは単体になる。

作成中の原数値は下記のとおり。

EXEL

 


スクロール→

<22年3期 ゼネコン売上高ランキング・連結基準>

 

 

売上高/百万円

 

 

22/3

21/3

前期比

1

鹿島

2,079,695

1,907,176

9.0%

2

大林組

1,922,884

1,766,893

8.8%

3

大成建設

1,543,240

1,480,141

4.3%

4

清水建設

1,482,961

1,456,473

1.8%

5

竹中工(12)

1,260,430

1,237,758

1.8%

6

長谷工Co.

909,708

809,438

12.4%

7

インフロニア

682,912

678,059

0.7%

8

戸田建設

501,509

507,134

-1.1%

9

五洋建設

458,231

471,058

-2.7%

10

熊谷組

425,216

450,232

-5.6%

11

三井住友建設

403,275

421,619

-4.4%

12

安藤ハザマ

340,293

352,146

-3.4%

13

西松建設

323,754

336,241

-3.7%

14

高松CG

263,907

283,080

-6.8%

15

東急建設

258,083

231,483

11.5%

16

奥村組

242,458

220,712

9.9%

17

鴻池組(12)

232,032

281,928

-17.7%

18

東亜建設工業

219,814

189,712

15.9%

 

小計

13,550,402

13,081,283

3.6%

 

NIPPO(エネオス)

 

445,720

 

 

フジタ

 

379,240

 

 

スーパーゼネコン+中堅ゼネコンの営業利益ランキング

 

/百万円

営業利益

営業利益率

 

 

22/3

21/3

前期比

22/3

21/3

1

鹿島

123,382

127,298

-3.1%

5.9%

6.7%

2

大成建設

96,077

130,516

-26.4%

6.2%

8.8%

3

長谷工Co.

82,702

72,909

13.4%

9.1%

9.0%

4

竹中工(12)

46,367

39,788

16.5%

3.7%

3.2%

5

清水建設

45,145

100,151

-54.9%

3.0%

6.9%

6

大林組

41,051

123,161

-66.7%

2.1%

7.0%

7

インフロニア

37,489

46,343

-19.1%

5.5%

6.8%

8

安藤ハザマ

26,600

27,356

-2.8%

7.8%

7.8%

9

戸田建設

24,385

27,697

-12.0%

4.9%

5.5%

10

西松建設

23,540

20,950

12.4%

7.3%

6.2%

11

熊谷組

22,743

28,069

-19.0%

5.3%

6.2%

12

五洋建設

15,939

30,460

-47.7%

3.5%

6.5%

13

鴻池組(12)

14,717

19,812

-25.7%

6.3%

7.0%

14

奥村組

12,647

12,880

-1.8%

5.2%

5.8%

15

高松CG

11,225

12,198

-8.0%

4.3%

4.3%

16

東亜建設工業

9,874

8,714

13.3%

4.5%

4.6%

17

東急建設

-6,078

3,549

-

-2.4%

1.5%

18

三井住友建設

-7,459

15,584

-

-1.8%

3.7%

 

小計

620,346

847,435

-26.8%

4.6%

6.5%

 

NIPPO(エネオス)

44,697

 

 

10.0%

 

フジタ

12,206

 

 

3.2%

 

[ 2022年5月24日 ]

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