(株)FRT企画(旧(株)石村萬盛堂)/特別清算開始命令 <福岡市> 倒産要約版 生菓子製造
(株)FRT企画<旧商号:(株)石村萬盛堂>(所在地:福岡市中央区大名1丁目*** )は1月10日付、福岡地裁において特別清算開始命令を受けました。
官報より参照。
事件番号は令和4年(ヒ〕第1007号となっています。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)FRT企画(旧(株)石村萬盛堂) |
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本社地 |
福岡市中央区大名1-9-33 |
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代表 |
代表清算人:石村善之亮 |
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創業 |
1905年 |
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設立 |
1949年2月. |
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資本金 |
9500万円 |
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業種 |
和洋菓子の製造販売業 |
8 |
商品名 |
「鶴の子」 |
「鶏卵素麺」 |
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「祝うてサンド」ほか多数 |
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9 |
売上高 |
以前のピーク期、約75億円 |
2020年6月期、約30億円 |
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10 |
破綻 |
2023年1月10日. |
特別清算手続きの開始決定 |
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裁判所 |
福岡地方裁判所 |
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負債額 |
調査中 |
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破綻事由 |
旧(株)石村萬盛堂は、明治38年から続く福岡の老舗のお菓子屋さん。代表の「鶴の子」を核に多くの商品を生み出し、博多でも有名な菓子屋さん。先代の(故)石村僐悟氏はホワイトデーの起源となるマシュマロデーを考案するなどアイデアマンとしても知られ、また、地場経済のため積極的な活動でも知られていた。しかし、企業の官庁への手土産が禁止され、企業間も手土産の慣習がなくなり、贈答品も経費節減や節約指向で同社は販売不振に陥り、出店していた多くの郊外型店舗が閉鎖に追い込まれた。しかも、今般の新コロナ事態で、ドル箱の空港や駅、百貨店での売上高まで減少し、過去の出店費用にかかわる借入金も大きく、遊休資産の売却など進め、借入金の圧縮に務めてきたものの、経営不振から脱出することはできず、2021年9月に同社は会社分割して、現業部門を地元企業6社が出資した(新)石村蔓萬盛堂(本社:福岡市博多区2-1)に譲渡、同社は現行の(株)FRT企画に社名や住所に変更し、解散を決議、残務整理に当たっていた。 なお、コメディアンの(故)小松政夫氏が若いとき同本店に勤務していたことでも知られていた。 |