(株)トガシ技研(山形)/民事再生申請 負債56億円 倒産要約版
山形に拠点をおく、(株)トガシ技研が民事再生申請したことが判明した。
負債総額は約56億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)トガシ技研 |
2 |
本社地 |
山形県鶴岡市丸岡字町の内309-1 |
3 |
代表 |
長谷川靖和 |
4 |
創業 |
1988年 |
5 |
設立 |
1999年2月. |
6 |
資本金 |
1000万円 |
7 |
業種 |
産業用機械製造 |
8 |
従業員 |
約70名 |
9 |
売上高 |
2021年7月期、約52億円(粉飾含む) |
2022年7月期、約7.5億円 |
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10 |
破綻 |
2023年2月28日. |
民事再生法の適用申請/保全・監督命令 |
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11 |
申請代理人 |
関端広輝弁護士(アンダーソン・毛利・友常法律事務所)ほか |
電話:03-6864-3034 |
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12 |
監督員 |
上野保弁護士(元木・上野法律会計事務所) |
電話:03-3501-2356 |
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13 |
裁判所 |
東京地方裁判所 |
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負債額 |
約56億円 |
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破綻事由 |
同社は自動車関連やロボット、家電関連、半導体関連向けの機械装置製造会社。高い技術力を有し、設計、加工、組立て、制御ソフトに至るまでの一貫生産体制で、短納期、低コストを実現させていた。 しかし、昨年7月、主要取引先だった(株)オフィスエフエイ・コム(産業機械製造/栃木県小山市)が負債額約60億円を抱え民事再生を申請して経営破たん、トガシ技研は同社に22億円(同社の申請書に基づく)あまりの売掛金が焦げ付いた。 ところが、そのほとんどが循環取引での粉飾債権だったことが判明、同社はそうした粉飾決算の発覚により信用失墜、自立再建は困難な状況に陥り、今回の申請となった。
追、 同社は技術力も人材も有していることから、大手機械装置メーカーとのコネクションを持つ経営者に変更が望まれようか。 ただ、粉飾でもしない限り、工場の生産設備投資に対する融資も受けられなかったのかもしれない。それでも社長はその責任がある。一度あることは2度ある。 工場の維持費だけでも巨額であり、営業体制の抜本的な再構築が急がれる。 |