同社は大正年間創業の老舗の作業着卸店、作業用の各種靴、手袋、工具類も扱っていた。大手作業着チェーン店などの進出で競争激化、同社の売上高は減少を辿っていた。そうした中発生した今般の新コロナ事態、物流混乱で東南アジアなどから輸入していた手袋などが大幅遅滞して販売に支障をきたし、こうした事態に同社は売上不振もあり事業継続を断念し、今回の事態に至った。

この破産手続きに関しては、選任された吉田康紀弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。

同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和5年3月29日まで。

また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和5年6月1日午後2時となっています。

当該事件は、令和5年（２０２３年）に発生したもので、番号は（フ）第15号となっています。

既報記事
(有)山本メリヤス(北海道)／自己破産へ　大正年間創業　倒産要約版