同社は各種鋼材卸業者。建築用から機械製造向けなど多岐に渡る鋼材を顧客のニーズに合わせ加工して納品していた。業暦もあり顧客も有していたが、機械メーカーなどの工場が海外へ移転し、同社は売上不振が続き、採算性も悪化させ、足立区の旧本社の不動産を売却して越谷市に本店移転し、財務内容の改善を計ってきていた。しかし、昨今の鋼材高に在庫用鋼材の仕入の決済が困難となり、今回の事態に至った。

この破産手続きに関しては、選任された山越悟弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。

同破産管財人によって行われる破産手続きの財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和5年7月14日午後4時となっています。

当該事件は、令和5年（２０２３年）に発生したもので、番号は（フ）第161号となっています。

既報記事

（株）紺野商店（埼玉）／自己破産申請　鋼材卸　倒産要約版