倒産要約版　ＪＣ-ＮＥＴ版

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破綻企業名

（有）福山木工所

2

本社地

福岡県大川市一木１０５０－７

3

代表

福山政邦

4

創業

１８８７年

5

設立

１９７９年１０月.

6

資本金

３００万円

7

業種

家具製造、主力はダイニングセット製造

8

売上高

２０２２年７月期、約３億円

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破綻　

２０２３年６月２６日.

　事業停止／弁護士一任

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委託弁護士

奥田律雄弁護士（池田法律事務所）

　電話：０９５２－４０－７６７６

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裁判所

未定

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負債額

約１．８億円

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破綻事由

同社は１３６年前に創業した大川家具の老舗製造会社。バブル崩壊後、中国・東南アジアなどから安価な家具が日本の家具市場に大量流入、大川家具は衰退の一途、市場を占有したニトリもイケアも自社企画の中国・東南アジア製で圧倒している。

同社は家具商社や同業者から主にダイニングセットを受注していたが、売上高は減少が続き、今般の新コロナ下での米国発のウッドショックにより家具材が高騰、採算性まで悪化、さらに代表の健康まで悪化し、同社は事業継続を断念して、今回の事態に至った。

世界指標の木材価格とスチール価格

米シカゴ先物取引市場

木材　Lumber (USD/1000 board feet)

スチール価格／トン

月末基準

ドル円

ドル価

円換算

中・元価

円換算

対元円

18/12.

112

331

37,072

3,836

62,488

16.29

19/12

.（新ｺﾛﾅ前）

109

404

44,036

3,746

58,288

15.56

20/6.

107

435

46,545

3,733

56,704

15.19

20/12.

103

873

89,919

4,220

66,929

15.86

21/5/7.

109

1,686

183,774

5,552

94,273

16.98

21/6.

110

800

88,000

4,909

84,140

17.14

21/12.

113

1,157

130,741

4,548

81,364

17.89

22/3/4.

118

1,441

170,038

4,985

93,269

18.71

22/6.

134

617

82,678

4,501

90,155

20.03

22/10/20.

150

533

79,950

3,668

75,047

20.46

22/12.

134

373

49,982

4,001

77,419

19.35

23/3.

132

371

48,972

4,105

79,350

19.33

23/5.

139

478

66,442

3,474

68,056

19.59

23/6/23日.

143

559

79,937

3,676

73,005

19.86

・6/15日相場と新コロナ前の相場比較

31.2%

38.4%

81.5%

-1.9%

25.2%

27.6%

・      北米産の木材価格はすでに沈静化し、新コロナ以前に戻っているが、日本の場合は為替安により、輸入仕入価格がまだ1割５分あまり高くなっている。

・      日本価格は船賃等物流経費含まず。スチール価格も高騰していたがすでに沈静化している。しかし、日本価格はまだ２割以上高い。超円安が大好きで大満足の日本国民。泣いている人もいるのだが・・・。

・      中国元に対しても日本円は▲２７．６％下落している(新コロナ前と６/２３日比較)。

・      植田日銀政策放置新総裁、再び神田財務官が悲鳴を上げている。テーパリングぐらい表明しなければ、植田氏は黒(田)船とまったく同じ体質だが、歯切れが悪すぎる。日本の２２年のドル換算のGDPは前年比で▲１５．５％減の４．２３兆ドル、１９９５年は５．４５兆ドル。日本のGDPでの信用はドル換算で評価される。競争力も何もかもなくしている。