同社は地域の商店が共同して設立した商業組合。大型商業施設「ファミィ」を１９８３年に食品スーパーを核店舗にオープンさせ、運営していた。しかし、周囲に多くのチェーン店舗や大型店が進出してきて、「ファミィ」の入居店舗の売上高は不振に陥り、２０１３年には核店舗の食品スーパーが倒産、同組合は家賃など焦げ付いた。同組合はスーパーを継続すべくも関連会社を設立してスーパーの営業を継続させた。しかし、売上高は伸びず、経営不振から昨年１２月までにスーパーを閉店、同組合は資金繰りに窮し、今回の事態に至った。

この破産手続きに関しては、選任された野田政仁弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。

同破産管財人によって行われる破産手続きの財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和5年10月27日午前11時となっています。

当該事件は、令和5年（２０２３年）に発生したもので、番号は（フ）第141号となっています。

既報記事
輪島市商業協同組合／自己破産へ　＜石川＞　商業施設「ファミィ」　倒産要約版