アイコン 鎌田養鶏(株)(新潟)/自己破産へ 養生卵 倒産要約版


新潟に拠点を置く、鎌田養鶏(株)が自己破産の準備に入ったことが判明した。

負債総額は約5.5億円。

以下要約。

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倒産要約版 JC-NET版

1

破綻企業名

鎌田養鶏(株)

2

本社地

新潟県刈羽郡刈羽村刈羽4273-3

3

本店登記地

新潟県柏崎市西山町鎌田坂の下127

4

代表

立川正好

5

設立

1976年10月.

6

資本金

1000万円

7

業種

養鶏場

8

ブランド

「養生卵」

9

売上高

2019年9月期、約5.0億円

2022年9月期、約4.8億円

10

破綻

2024年1月29日.

 事業停止/自己破産申請の準備中

11

委託弁護士

近藤千鶴弁護士(柏崎しおかぜ法律事務所)

 電話:0257-41-6925

12

裁判所

未定

13

負債額

約5.5億円

14

破綻事由

同社は養鶏場、鶏卵のほか、直営店でスイーツ販売、肥料製造・食品残渣の産廃処理業も営んでいた。鶏舎も農場HACCP認証を取得するなど積極的な経営を行っていた。しかし、今般の新コロナ事態で一時は巣篭もり需要で卵販売も増加したが、肥料製造用の食物残渣の産廃事業は減少し、収益を圧迫した。そうしたなか発生した物価高騰により、飼料原料のトウモロミシなどが価格が高騰、売上高は伸ばず、赤字が続き、債務超過に。一昨年秋から昨年春まで続いた鳥インフルによる卵価格高騰も昨年10月までには落ち着いたものの、飼料代は岸田政権の超円安政策により、国際相場が下落しても高止まりし、採算性は悪化が続き、今回の事態に至った。

 ・養鶏飼料の主材料の一つのトウモロコシの国際相場

1月末のドル相場では新コロナ前より19%まだ高いが、日本は超円安政策によりジャパンプレミアム価格となり同比57%も高くなっている。

世間では実質賃金のマイナスが続き、物価高騰により消費低迷、鶏卵をブランド化して高く売っても、東京23区以外富裕層数は劇的に少く、地方での富裕層マーケットは小さく、東京23区以外で高価格販売を継続・上伸させることはできない。


トウモロコシ価格/シカゴ先物取引所

 

国際相場

単純日本価格

月末基準

USd/BU

対ドル円

円価

18/12.

374

112

41,888

19/12.(新コロナ前)

385

109

41,965

20/6.

342

107

36,594

20/12.

485

103

49,955

21/5/7.

772

109

84,148

21/6.

697

110

76,670

21/12.

593

113

67,009

22/4/25.

813

118

95,934

22/6.

619

134

82,946

22/9.

677

150

101,550

22/12.

678

134

90,852

23/3.

660

132

87,120

23/5.

535

139

74,365

23/6..

488

144

70,272

23/7.

521

142

73,982

23/8.

481

145

69,745

23/9.

476

149

70,924

23/10.

492

150

73,800

23/11.

484

148

71,632

23/12.

471

141

66,411

24/1/31.

446

148

66,008

 新コロナ前比

19.2%

32.1%

57.5%

 

[ 2024年2月 1日 ]
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