(株)ボナック(福岡)/自己破産申請 新コロナ治療薬断念 国から開発委託金50億円
福岡に拠点を置く、(株)ボナック が自己破産申請したことが判明した。
負債総額は約15億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)ボナック |
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本社地 |
福岡県久留米市合川町1488-4 |
3 |
代表 |
林宏剛 |
4 |
設立 |
2010年2月. |
5 |
資本金 |
1000万円 |
6 |
業種 |
核酸原薬製造 |
核酸医薬開発・支援 |
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7 |
特記 |
特許:「ボナック核酸」の一本鎖RNA干渉法 |
日本医療開発機構(国立・AMED)50億円支給 |
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8 |
売上高 |
2020年4月期、約6億円 |
9 |
破綻 |
2024年2月9日. |
自己破産申請 |
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申請代理人 |
宮原三郎弁護士(みらい法律事務所) |
電話:092-781-4148 |
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裁判所 |
福岡地裁久留米支部 |
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負債額 |
約15億円 |
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破綻事由 |
ボナック社は久留米リサーチパークにあり、自社開発の「核酸医薬」技術を用いて、新コロナ治療薬開発を東京医科大や長崎大学などと共同開発に当たっていた。当共同研究開発には、国から3年半にわたり計50億円の委託開発費が支給されていた。しかし、医薬品としての開発は困難となり、同社は大幅な赤字を計上、債務超過も拡大し、先行きの見通しも立たず、今回の事態に至った。 事務所も昨年末までに撤退していた。 追、同社は2017年には経産省から「地域未来牽引企業」に認定、その後も新コロナウイルスの治療薬開発のバイオベンチャーとして多くのマスメディアに取り上げられていた。 大阪大ベンチャーのアンジェスにも巨額の新コロナワクチンの開発費が支払われていたが、商品開発に失敗していた。アンジェスの株価は2020年6月1日の高値は2492円⇒2024年2月26日現在80円。大阪吉村銘柄。 日本の予算は税金と紙切れから構成されており、タレ流しても誰も痛まないが、未来が損なわれ続けている。その兆候の第一弾がこん日の超円安。 |