半導体 SKハイニックス株価、高値に戻り、サムスンは低迷
サムスンは半導体の業績だけではなく、新製品の市場投入遅れも株価に反映してきている。
今年からAIスマホやAIパソコン・AIタブレットに置き換わってくることから、その需要は急拡大してくる。
高帯域幅メモリ(HBM)ではサムスンはSKに遅れをとっており、SKハイはすでに「HBM3」を市場投入、エヌビディアなどにも納品し、急成長させている。
サムスンもHBM3、DDR5の開発を終了し、前期の第3四半期にも市場投入の計画であったが、結果、投入できず遅れている。
ただ、DRAM事業は黒字転換を果たし、システム半導体とふぁかドリー部門が赤字を継続し、結果、半導体部門は▲2兆1800億ウォンの赤字となっている。
半導体ではSKハイが第4四半期に黒字転換、サムスンは赤字が続き、株価も明暗を分けている。
また、サムスンはファンドリー事業(半導体受託生産)も台湾のTSMCから逆に引き離され、安値受注している可能性すらある。
今年2024年には各メーカーから出揃うと見られ、またEVも伸び率は減速したものの増加の一途をたどっており、半導体は新コロナ特需の反動で落ち込んだ需要も2024年には回復してくる。
自動車やAI機器には大容量で高速処理が必要なメモリ半導体が必要となり、需要は急拡大してくるものと見られる。
スクロール→
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サムスン電子 |
SKハイニックス |
19/8. |
44,950 |
74,400 |
20/2. |
60440 |
104,500 |
20/.6. |
53,300 |
81,500 |
20/12. |
77,800 |
118,000 |
21/1/9. |
88,800 |
138,000 |
21/2/27. |
82,500 |
141,500 |
21/6. |
81,600 |
128,500 |
21/12. |
80,500 |
128,000 |
22/6. |
58,400 |
91,600 |
22/12. |
55,300 |
75,000 |
23/3. |
60,500 |
87,300 |
23/6. |
71,600 |
113,600 |
23/9. |
68,400 |
114,700 |
23/12. |
78,500 |
141,500 |
24/1/2. |
79,500 |
136,800 |
24/1. |
72,700 |
134,700 |
24/2/2. |
75,200 |
134,900 |
サムスン電子&SKハイニックス+TSMC |
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2023年12月期決算 |
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売上高 |
前期比 |
営業利益 |
前期比 |
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サムスン電子(億ウォン)通期 |
2,589,355 |
-14.3% |
65,670 |
-84.9% |
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全体の23/Q4 |
670,000 |
|
28,000 |
-35.0% |
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うち半導体(億ウォン)通期 |
678,000 |
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-148,800 |
(240,000). |
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うちファンドリー(億ウォン) |
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-20,000 |
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半導体 23年4Q |
216,900 |
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-21,800 |
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・第4四半期はメモリ部門は黒字転換、システム半導体とファンドリー部門は赤字で回復が遅れている。 |
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SKハイニックス(億ウォン) |
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SKハイニックス(億ウォン)通期 |
327,567 |
-26.6% |
-77,303 |
(黒68,094) |
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23/Q4 |
113,000 |
47.0% |
3,460 |
(赤19,122) |
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TSMC |
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売上高 |
前期比 |
純利益 |
前期比 |
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TSMC(億台湾ドル)通期 |
21,617 |
-4.5% |
8,384 |
-17.5% |
|
うち4Q(億台湾ドル) |
6,255 |
-1.5% |
2,387 |
-19.3% |
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為替 |
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24/2/2現在 |
円 |
ドル |
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1ウォン |
0.1107 |
0.0007 |
|||
1台湾ドル |
4.7246 |
0.0318 |