アイコン (株)近澤製紙所(高知)/民事再生申請 破産開始決定から一転 紙おむつメーカー


続報。(株)近澤製紙所(所在地:高知県吾川郡いの町4003、代表:近澤隆志)は4月8日、高知地裁において民事再生法の適用を申請した。

負債総額は約33億円。

以下要約。

 

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既報記事
追報:(株)近澤製紙所/破産手続き開始決定 <高知> 紙おむつ製造


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倒産要約版 JC-NET版

1

破綻企業名

(株)近澤製紙所

2

本社地

高知県吾川郡いの町4003

3

代表

近澤隆志

4

創業

1907年=明治40年/業暦:116年

5

設立

2019年12月.

6

資本金

7000万円

7

事業

紙おむつメーカー

8

自社ブランド

「メディパッド」

9

売上高

2018年3月期、約42億円

2023年3月期、約35億円

10

特記・経緯

2023年9月15日、高知地裁に自己破産申請

             負債額は約33億円  

2023年9月27日、同地裁で破産手続きの開始決定

             説明報告集会は20231222

2024年4月8日、民事再生申請

11

破綻

2024年4月8日.

 民事再生法の適用申請

12

申請代理人

加藤明俊弁護士(関西法律特許事務所)ほか

 電話:06-6231-3210

13

監督員

裁判所が調整中

 

14

裁判所

高知地方裁判所

15

負債額

約33億円。

16

破綻事由

同社は老舗の紙おむつメーカー、自社ブランド品の製造卸および大手メーカーへのOEM供給により、2018年3月期には約41億円の売上高を計上していた。しかし、今般の新コロナ事態を受け、海外への輸出分が減少、それに加え、OEM先の大王製紙が自社生産に切り替えたこともあり、受注減少、折からの石油価格や電気代が上昇し、収益を大きく圧迫、同社は資金繰りに窮し、2023年9月自己破産を申請し、同月に破産手続きの開始決定を受けていた。

昨年12月破産の説明報告会が開催され、取引先から消滅させるより再建させた方がメリットが大きいとして再建を要請、破産管財人の松岡章雄も協力し、破産手続きを停止、その後、民事再生に向けた調査開始、再建させることを決定、今回の申請となった。

今度、スポンサーを決定することになる。

なお、申請代理人は自己破産申請と同じ大阪の関西法律特許事務所の弁護士先生たちとなっている。

・・・こうした柔軟性も必要だろう。

 

[ 2024年4月12日 ]
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