アイコン 東南アジア各国通貨に対する円安率 各国のインフレ率 インバウンドの源泉


NHKは日本だけではない物価上昇として特集しているが、日本は米国のインフレ退治の金利高に対抗して金利を上げなかったことから、露制裁月の前月と比較し35%も円安が進み一人負け状態が続いている。アジアの各国通貨に対しても20%前後円安となっており、こん日のインバウンドを支えている面もある。
対ドルでは、日本以外の東南アジア+中韓台の対ドル通貨安は10%台に収まっている。

インフレ率は、日本は比較的低位にあるが、超円安による石油類の高騰を抑制させるため、卸元に補助金を投入して流通価格を抑制させている。しかし、その補助金原資は政府債務の国債であり、GDPに比し260%という他国に比し、類を見ない政府債務の多さで、それも未曾有に膨張し続ける政府債務に日本は信用を損ない始め、超円安の大きな原因ともなっている。

世界の先進国はすべて財政規律を厳重に監視しているが、日本はバブル崩壊、日米通商交渉で日本の産業も破壊され、政治家たちの私利私欲のためその機能が働かず、公共投資の垂れ流しは直接票にも大きく影響することから、旧式水洗トイレ並みに大量に水道水を流し続け、今日の政府債務残高となっている。

 

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原油や天然ガスが取れない東南アジアの国々は、エネルギー価格の高騰に対して、露制裁により安価になった露産の原油や石油類、LNGを率先して購入し、国民生活を脅かすインフレ率を抑える動きをしている(日本はノーと言えない米国様の従属国であり、露制裁に同調するしかない)。

韓国から大量の観光客が訪れているが、新コロナ前の2019年12月の1ウォン0.093円から比較すれば21.5%ウォン価値が対円で上昇している。
昨年から韓国も日本と同じようにインバウンド効果が発現しているものの、ボッタくりも出現し、日本が海外旅行を満喫できることから大勢の観光客が訪れている。
日本でも宿泊費用等大幅に上昇しているが、まだまだ日本ではインバウンド客がほとんどないスレていない観光地や温泉地では宿泊費用はまだ上昇しておらず、SNSや各国の旅行雑誌は挙ってそうした安価な日本の観光地をルートも含め紹介している。
 
今や大卒の初任給が韓国より安価になってしまった日本、旅行を楽しむ国内人口は減るばかり、観光地は有名無名にかかわらずインバウンドに依存するしかない。


スクロール→

アジア各国の対ドル・対円、インフレ率

 

 

22/2.

23/7.

24/5.

22/2

米国

金利

0.25

5.5

5.5

 

インフレ率

7.9

3.2

3.5

 

日本

金利

-0.1

-0.1

0.1

 

対ドル円

114.7

142.2

155.7

35.7%

インフレ率

0.9

3.3

2.7

 

 

インドネシア

金利

3.50

5.75

6.25

 

対ドル

14,385

156,165

16,059

11.6%

対円

0.0080

0.0094

0.0096

20.0%

インフレ率

2..06

3.08

3.00

 

ベトナム

金利

4.00

4.50

4.50

 

対ドル

22,742

23,676

25,450

11.9%

対円

0.0050

0.0058

0.0061

22.0%

インフレ率

1.42

2.06

4.40

 

フィリピン

金利

2.00

6.25

6.50

 

対ドル

51.78

55.03

57.45

11.0%

対円

2.247

2.591

2.708

20.5%

インフレ率

3.0

4.7

3.8

 

マレーシア

金利

1.75

3.00

3.00

 

対ドル

4.187

4.538

4.737

13.1%

対円

27.515

31.430

32.852

19.4%

インフレ率

2.2

2.0

1.8

 

タイ

金利

0.50

2.00

2.50

 

対ドル

32.63

34.78

36.71

12.5%

対円

3.530

4.140

4.237

20.0%

インフレ率

5.28

0.38

-0.47

 

中国

金利

3.70

3.55

3.45

 

対ドル

6.32

7.15

7.23

14.4%

対円

18.17

19.89

21.53

18.5%

インフレ率

0.9

-0.3

0.3

 

韓国

金利

1.25

2.25

3.50

 

対ドル

1,217.5

1,277.9

1,371.0

12.6%

対円

0.103

0.110

0.113

9.7%

インフレ率

3.7

2.3

2.9

 

台湾

金利

1.125

1.875

2.000

 

対ドル

27.87

31.61

32.43

16.4%

対円

18.17

19.89

21.53

18.5%

インフレ率

2.32

1.87

1.95

 

22/2は米利上げ開始の前月(=露制裁前月)

23/7は米金利が現在の5.5%になった年月

・各国の対円は自国通貨。/インフレ率は当該月、24/5は最新月

 

アジア各国の対ドル・対円、インフレ率

 

 

22/2.

23/7.

24/5.

22/2

米国

金利

0.25

5.5

5.5

 

インフレ率

7.9

3.2

3.5

 

日本

金利

-0.1

-0.1

0.1

 

対ドル円

114.7

142.2

155.7

35.7%

インフレ率

0.9

3.3

2.7

 

 

インドネシア

金利

3.50

5.75

6.25

 

対ドル

14,385

156,165

16,059

11.6%

対円

0.0080

0.0094

0.0096

20.0%

インフレ率

2..06

3.08

3.00

 

ベトナム

金利

4.00

4.50

4.50

 

対ドル

22,742

23,676

25,450

11.9%

対円

0.0050

0.0058

0.0061

22.0%

インフレ率

1.42

2.06

4.40

 

フィリピン

金利

2.00

6.25

6.50

 

対ドル

51.78

55.03

57.45

11.0%

対円

2.247

2.591

2.708

20.5%

インフレ率

3.0

4.7

3.8

 

マレーシア

金利

1.75

3.00

3.00

 

対ドル

4.187

4.538

4.737

13.1%

対円

27.515

31.430

32.852

19.4%

インフレ率

2.2

2.0

1.8

 

タイ

金利

0.50

2.00

2.50

 

対ドル

32.63

34.78

36.71

12.5%

対円

3.530

4.140

4.237

20.0%

インフレ率

5.28

0.38

-0.47

 

中国

金利

3.70

3.55

3.45

 

対ドル

6.32

7.15

7.23

14.4%

対円

18.17

19.89

21.53

18.5%

インフレ率

0.9

-0.3

0.3

 

韓国

金利

1.25

2.25

3.50

 

対ドル

1,217.5

1,277.9

1,371.0

12.6%

対円

0.103

0.110

0.113

9.7%

インフレ率

3.7

2.3

2.9

 

台湾

金利

1.125

1.875

2.000

 

対ドル

27.87

31.61

32.43

16.4%

対円

18.17

19.89

21.53

18.5%

インフレ率

2.32

1.87

1.95

 

22/2は米利上げ開始の前月(=露制裁前月)

23/7は米金利が現在の5.5%になった年月

・各国の対円は自国通貨。/インフレ率は当該月、24/5は最新月

 

[ 2024年5月13日 ]

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