３月の新築住宅着工戸数▲１２．８％減　２０２３年度は▲７．０％減

国交省が発表した３月の住宅着工戸数は次のとおりとなった。

１．総戸数
○新設住宅着工戸数は６４,２６５戸。
・前年同月比▲１２．８％減，１０ヶ月連続減。

○新設住宅着工床面積は４,８４８千㎡。
・前年同月比▲１２．９％減，１４ヶ月連続減。

○季節調整済年率換算値では７６０千戸。
・前月比▲４．４％減，３ヶ月連続減

(岸田政権は超円安政策を続け、物価高騰が続き、何でもかんでも値上がり、所得は上がらず、国民生活は先生方を除き疲弊、不況下のインフレ、デフレ脱却どころかデフレは深刻化)

＜利用関係別戸数＞
①持家=注文住宅
○持家は前年同月比▲４．８％減の１６,６３７戸で、２８ヶ月連続減

②貸家=貸し家+アパート+賃貸マンション
○貸家は前年同月比▲１３．４％減の２８,２０４戸で、先月の増加から再びの減少。

③分譲住宅
○分譲住宅は前年同月比▲１６．８％減の１９,１８９戸で３ヶ月連続減
・うち分譲マンションは同比▲２１．１％減の８,９７７戸で、３ヶ月連続減
・戸建分譲住宅は同比１２．７％減の１０,１１３戸で、１７ヶ月連続減

＜地域別戸数＞
○ 首都圏
総戸数は前年同月比▲１４．４％減の２万２６３８戸
持家は▲７．１％減の３，３８５戸
貸家は▲１７．１％減の１万１１５９戸
分譲住宅は▲１３．６％減の８，００８戸
うち分譲マンションは２２．８％減の３，５０７戸
うち戸建分譲住宅は▲４．８％減の４，４２４戸

○ 中部圏
総戸数は前年同月比１４．９％増の８，７９２戸
持家は▲３．４％減の２，５２８戸
貸家は７．４％増の３，１０７戸
分譲住宅は５１．６％増の３，１４２戸
うち分譲マンションは１８８．６％増の１，８９６戸
うち戸建分譲住宅は▲１２．３％減の１，２４２戸

○ 近畿圏
総戸数は前年同月比▲１６．４％減の１万１２４０戸
持家は４．２％増の２，３７３戸
貸家は▲１４．２％減の５，３５３戸
分譲住宅は▲２８．７％減の３，４８１戸
うち分譲マンションは▲３７．９％減の２，００８戸
うち戸建分譲住宅は▲１１．６％減の１，４６０戸

○ その他地域
総戸数は前年同月比▲１７．４％減の２万１５９５戸
持家は▲６．７％減の８，３５１戸
貸家は▲１４．１％減の８，５８５戸
分譲住宅は▲３３．３％減の４，５５８戸
うち分譲マンションは▲４６．８％減の１，５６６戸
うち戸建分譲住宅は▲２２．８％減の２，９８７戸

＜＜２０２３年度＞＞
１．総戸数
○２０２３年度の新設住宅着工戸数は８００,１７６戸。
前年度比では▲７．０％減で２年連続減。

○新設住宅着工床面積は６２,１９５千㎡、前年度比▲９．４％減で２年連続減。

２．利用関係別戸数
①持家
○ ２０２３年度の持家は２１９,６２２戸
前年度比▲１１．５％減で２年連続減

②貸家
○ 貸家は３４０,３９５戸
前年度比▲２．０％減で３年ぶりの減少

③分譲住宅
○ 分譲住宅は２３５,０４１戸
前年度比▲９．４％減で３年ぶりの減少
・うち分譲マンションは１００,２４１戸、▲１２．０％減で昨年度増から再びの減少
・戸建住宅は１３３６１５戸、▲７．４％減で３年ぶりの減少

３．地域別戸数
○首都圏
総戸数は前年度比▲５．２％減③
持家は▲１１．８％減
貸家は▲０．５％減
分譲住宅は▲７．４％減
うち分譲マンションは▲１４．４％減
うち戸建分譲住宅は▲０．７％減

○ 中部圏
総戸数は前年度比▲３．５％減④
持家は▲９．７％減
貸家は０．７％増
分譲住宅は０．９％増
うち分譲マンションは３４．５％増
うち戸建分譲住宅は▲１４．６％減

○ 近畿圏
総戸数は前年度比▲１０．５％減①
持家は▲１０．３％減
貸家は▲９．０％減
分譲住宅は▲１２．３％減
うち分譲マンションは▲１７．５％減
うち戸建分譲住宅は▲５．９％減

○ その他地域
総戸数は前年度比▲８．４％減②
持家は▲１２．２％減
貸家は▲０．８％減
分譲住宅は▲１５．０％減
うち分譲マンションは▲１７．１％減
うち戸建分譲住宅は▲１３．９％減

↓２０００年度と２０２３年度を比較した場合、
分譲マンションは半分以下の▲５４．１％減、
注文住宅もほぼ半減の▲４９．８％減
全体では▲３４％減となっている。
住宅産業の経済規模が単純計算では▲３４％縮小していることになる。

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[ 2024年5月 2日 ]