(株)フェルナンデス(埼玉)/自己破産へ ギターの「FERNANDES」 著名音楽人使用
埼玉・戸田市に拠点をおく、(株)フェルナンデスが自己破産の準備に入ったことが判明した。
負債総額は約4.3億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)フェルナンデス |
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本社地 |
埼玉県戸田市新曽915 |
3 |
本店登記 |
東京都目黒区緑が丘2-14-16 |
4 |
代表 |
飯島彰 |
5 |
創業 |
1968年 |
6 |
設立 |
1969年2月. |
7 |
資本金 |
2500万円 |
8 |
事業 |
エレキギター・アコーステッイクギター製造、こ |
国内外の多くのアーティストが採用 |
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9 |
ブランド |
「FERNANDES」 |
10 |
売上高 |
2006年1月期、約15億円 |
2022年1月期、約1.7億円 |
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11 |
破綻 |
2024年7月11日. |
事業停止/自己破産申請の準備中 |
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委託弁護士 |
杉田聡士弁護士(オリオン池袋東口法律事務所)ほか |
電話:03-5957-3651 |
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裁判所 |
未定 |
13 |
負債額 |
約7億円 |
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破綻事由 |
同社は内外の多くの有名アーティストたちが採用しているエレキギター、アコースティックギター、ベースなどのメーカー。最近は製造を海外企業へ委託、国内の楽器小売店への卸のほか、海外へも輸出していた。少子化が進み音楽人口が減少、また音楽業界・放送業界が「AKIMOTO」や「K-POPP」に前のめりになり、音楽世代を育てる役割を果たさず、日本の音楽シーンは衰退が続いている。連れてギターも売れなくなり、今般の新コロナ事態では、音楽イベントなど多くが中止になるなど買替需要も激減、さらに昨今の岸田政権の超円安政策により海外製造委託先からの輸入コストが大幅上昇、採算性も悪化、同社は借入負担も大きく、資金繰りに窮し、今回の事態に至った。 新世代の音楽プロダクションが育たない音楽業界の構造も問題。前世代はK-POPPを取り込むことでエネルギーを消耗させ、独自性をなくし、後は消滅するのみ。 視聴率至上主義で横並びの放送業界、新世代の音楽人を取り上げる機会も余りに少ない。NHKも「YOSHIMOTO」化して久しく、商業の他局と何も変わらない。 |