(株)住宅王/破産手続き開始決定 <東京> 建設業倒産
「(株)住宅王」は(東京都港区赤坂2-5-7、代表:齊藤智一)に所在している企業です。
同社は、令和6年(2024年)3月15日に東京地裁にて破産手続きの開始決定を受けました。(官報より参照)
停止時の負債総額は約15億円。
同社は、2010年に設立された収益用不動産の建設・販売業者で、「King house」という賃貸用不動産の企画・販売を行っていた。営業エリアは23区内で、数千万円から5億円超の大型案件を扱っていた。2022年5月期には年売上高約30億3300万円を達成していたが、大型案件の繰り越しや貸付金の損失計上により、2023年5月期の年売上高は約23億9200万円に減少し、赤字決算となった。さらに、管理体制の不備や外注業者とのトラブルによる施工期間の長期化、支払い遅延が問題となり、資金繰りが悪化。金融機関からの資金調達でしのいでいたが、限界に達し、今回の措置となった。
この破産手続きに関しては、選任された堀江良太弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。
同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和6年8月26日まで。
また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和6年9月26日午後2時30分となっています。
当該事件は、令和6年(2024年)に発生したもので、番号は(フ)第1585号となっています。