「FUNAI」の船井電機(株)/破産手続開始決定 <大阪> 負債約461億
AV機器メーカーの船井電機(株)(所在地:大阪府大東市中垣内7-7-1、代表:上田智一)は10月24日、東京地裁において破産手続き開始決定を受けた。
負債総額は約461.6億円。
資本金は約313億円。
船井電機(株)(現:船井電機・ホールディングス株式会社)は、2023年2月に設立され、前身の船井電機株式会社の事業を引き継ぐために設立された。船井電機は1951年に創業し、トランジスタラジオの製造から始まり、音響機器や映像機器、情報通信機器の製造・販売を行い、特に北米市場で大きく事業を展開。しかし、リーマン・ショックや中国メーカーとの競争、液晶パネル価格の高騰などで経営が悪化。さらに、子会社での不適切会計が発覚するなどの問題があった。
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2021年に株式の公開買い付けにより上場廃止され、2023年には新会社が主要事業を引き継いだが、親会社が脱毛サロンチェーンの買収に失敗し、経営体制が混乱。2024年には信用不安が拡大し、立て直しが困難となった結果、今回の措置となった。
破産管財人には片山英二弁護士(電話番号:03-5860-3640)が選任されている。
[ 2024年10月24日 ]
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