アイコン 9月の首都圏の分譲マンション発売戸数▲13%減の1,830戸、6ヶ月連続減


不動産経済研究所が発表した首都圏の9月の新築分譲マンションの発売戸数は前年同月比▲13.7%減の1,830戸で、6ヶ月連続の減少だった。
◎平均価格は7,739戸、m2単価114.8万円で、ともに2ヶ月連続して上昇。
◎初月契約率は65.5%と2ヶ月連続して好不調の境の70%を割り込んだ。

1、発売戸数および契約率は、
発売1830戸、対前年同月の2,120戸比で290減、率にして▲13.7%減、対前月の728戸比では1,102戸増、率にして151.4%増だった。
発売初月の契約率は65.5%、前年同月比▲2.2ポイントダウン、前月比では2.0ポイントアップ。24/8月63.5%、7月は70.9%、6月は66.4%だった。

 

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2、地域別発売戸数とシェアおよび契約率は
東京23区は前年同月比▲26.1%減の614戸で、シェア33.6%%、契約率は56.0%。
東京都下は▲56.3%減の167戸で、シェア9.1%、契約率は55.1%
神奈川県は62.7%増の675戸、シェア36.9%、契約率は75.7%
埼玉県は49.7増の223戸、シェア12.2%、契約率は71.3%
千葉県は▲56.0%減の151戸、シェア8.3%、契約率は60.9%
東京都のシェアは42.7%。

3、平均価格とm2単価は
戸当り平均価格は7,739万円、1m2当り単価は114.8万円。
前年同月比では平均価格は1,012万円アップで、率にして15.0%アップ、m2単価は13.0万円アップで、率にして12.8%アップだった。ともに2ヶ月連続アップだった。

4、地域別の平均価格と㎡単価
東京23区の平均価格は前年同月比20.9%アップの10,775万円、㎡単価は7.5%アップの154.9万円。
都下は16.3%アップの6,208万円、22.4%アップの95.0万円。
神奈川県は15.7%アップの6,824万円、18.4%アップの104.3万円、
埼玉県は8.4%アップの4,947万円、9.9%アップの74.6万円、
千葉県は7.7%アップの5,294万円、7.4%アップの73.7円。

5、即日完売物件は5物件56戸
(1)ザ・グランクロス多摩センター 4期5次・5・6期(最終)22戸
  東京都多摩市平均価格は5,204万円、平均㎡単価は77.9万円 平均1.1倍、最高4倍
(2)ヴィークステージ船橋薬園台ソライエ 2期4次 22戸
 千葉県船橋市 4,034万円、53.1万円 平均1倍、最高1倍
ほか、

6、9月の超高層物件は
9月の超高層物件(20階以上)は13物件・323戸、契約率60.7%だった。
前年同月は10物件341戸、契約率43.7%。

7、9月末の販売在庫数は、
9月末時点の在庫数は5,025戸、前月末比▲85戸減だった。
24/8末は5,110戸、23/9月末は4,737戸。

8、10月の発売戸数予測は
10月の発売戸数は2,000戸程度の見込み
23/10月は1,486戸、22/10月は2,768戸、21/10月は2,055戸。
以上、

土地価格、建築資材価格がともに上昇しており、今後、建築代の労務費のコストアップ、販売経費における人件費のアップが予想され、とどまるところを知らないようになってくる。
ただ、賃金上昇が伴っておらず、何れ買い手不足で暴落することになる。
(今年の大幅な?賃金上昇も実質賃金の上昇は2ヶ月間だけだった)
また、日本の場合の建築資材高は、岸田政権・石破政権の超円安政策が原因ともなっている。

 

[ 2024年10月23日 ]

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