JFEと川崎重工 ― 地元を食い散らかす舞台役者

大村市クリーンセンター建設、数百億の巨大工事である。普通なら地元のゼネコンや職人衆が色めき立つはずである。だが今回の舞台の主役は、JFEと川崎重工。スポットライトを浴びて舞台中央に立つのは彼らであり、地元の土建屋はせいぜい背景係、あるいは大道具運びといったところだ。
スポンサーリンク

「一昔前の談合? あれはまだ可愛いもんだ」
JFEと川崎重工の脚本はそんな甘口ではない。彼らの舞台では地元に落ちる利益は雀の涙。残るのは「地域貢献」の看板と、数十年に一度の舞台に立たされた観客の虚しい拍手だけである。
そして驚くのは、彼らの“免罪符”の厚さだ。JFEや川崎重工がトラブルを起こしても「まあまあ」と済まされる。一方で我ら零細業者は、ちょっとしたトラブルで“ブラック”の烙印を押され、即退場・即倒産のリスク。力があれば罪も薄まる、そんな不条理が堂々とまかり通っているのが、似非保守政治家がグローバル勢力と進めて来た新自由主義である。
外資、グローバル株主への配当は膨らみ、ゼネコンとメーカーは腹を満たし、地元は食い散らかされた残飯をつつくばかりである。これを「公共事業」と呼ぶのなら、笑うしかない。いや、笑っているのはグローバル勢力とJFEと川崎重工だけである。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次
[ 2025年9月 2日 ]
スポンサーリンク





