参政党会見で「スパイ防止法」議論 "報道の自由"表現めぐり応酬
参政党が開いた定例記者会見で、スパイ防止法をめぐる議論が交わされた。やり取りが行われたのは会見冒頭で、フリーランス記者の白坂氏が、党が提示したスパイ防止法(案)の「基本理念」に関し懸念を示した。
白坂氏は、同案にある「国民の基本的人権を不当に侵害するようなことがあってはならない」という文言の直後に、「報道または取材の自由には十分配慮しなければならない」と記された点に着目。「“配慮”という表現では、恣意的な判断で報道の自由が制限される余地がある」と指摘し、「基本的人権と同様に、報道の自由も『侵害してはならない』と明記すべきだ」と求めた。
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これに対し、神谷宗幣代表は「示しているのはあくまで基本理念で、具体的な法案で詳細を詰めていく」と説明。「報道の自由がなければ民主主義は守れない」とし、意図的に報道の自由を弱める考えはないと強調した。その一方で、「情報を扱う以上、国民やメディアにも一定の制約は避けられない」と述べ、公共の福祉に基づく正当な制限はあり得るとの立場を示した。
白坂氏の“トーンダウン”との指摘については「党として意図的に下げたわけではなく、受け取り方の問題」と反論。「具体的な法案の段階で改めて議論してほしい」と述べ、今後の立法作業に理解を求めた。
スパイ防止法をめぐる議論は、国家安全保障と自由な取材活動をどう調和させるかという根本的なテーマを突きつけている。制度設計の過程で、双方の懸念が丁寧に議論されることが求められている。
[ 2025年11月28日 ]
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