【自衛隊機とB-52の編隊飛行――胸が熱くなる】

ウエマ 裏 アキヒコ
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中国による自衛隊機へのレーダー照射。
そして中国・ロシアの爆撃機が、沖縄と宮古島の間を抜け、太平洋側へと飛行した。
その延長線上には、首都・東京、そして米軍基地のある横須賀がある。
この一連の動きは、明確な軍事的メッセージだった。
それに対し、日米同盟は即座に反応した。
爆撃機飛行の翌日、日本海上空――中国の目と鼻の先に、米軍のB-52が姿を現し、
自衛隊機と編隊飛行を行ったのである。
これは、正直に言って胸が熱くなる出来事だ。
かつて日本は、米軍の爆撃によって焼夷弾を落とされ、
多くの民間人が命を奪われた。
その歴史的な恩讐を超え、いま、同じ空を共に飛ぶ関係にある。
こんな日が来るとは、想像していなかった。
これまで度重なる軍事的挑発に対し、
日本政府の対応は「遺憾である」という言葉に終始してきた。
要するに、実効的な行動を取れなかった。
しかし今回は違う。
言葉ではなく、行動で即応した。
いくら同盟国とはいえ、
米軍と自衛隊は別々の軍隊である。
異なる軍が編隊飛行を行うには、
運用・通信・指揮系統など、膨大な調整が必要だ。
それを一からやっていては、「即応」など不可能である。
今回の編隊飛行が示したのは、
そうした調整がすでに終わり、
一つの意思決定で二つの軍が動ける段階に達している
という事実だ。
誰も大々的には宣伝しないが、
政治レベルの信頼関係が構築されて以降、
米軍と自衛隊のすり合わせは、水面下で継続して行われてきたのだろう。
前代未聞の大事業だったはずだ。
中国・ロシアの爆撃機飛行は、
当然ながら事前に計画されたものであり、
仕掛けてきたのは向こうである。
日米の編隊飛行は、その「返答」にすぎない。
だが、その返答で即応体制を示せた意味は極めて大きい。
これは軍事の世界では、
「次は本番だぞ」という、これ以上なく明快なメッセージである。
全面核戦争は別として、
局地戦において中国・ロシアが日米に勝てるとは考えにくい。
練度、指揮統制、装備の完成度――いずれも桁が違う。
近代戦で勝利するには、
合理的思考と運用能力が不可欠だ。
その点で、中国・ロシアは構造的な弱点を抱えている。
今回の編隊飛行によって、
日米同盟は確実に相手の肝を冷やした。
結果として、日本と台湾の安全保障環境は一段階強化されたと言える。
この静かな抑止力の構築に、
水面下で尽力してきたすべての関係者に、
敬意と感謝を表したい。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





