アイコン シドニーで銃撃テロ事件 12人死亡 ユダヤ教「ハヌカ」祭を襲撃


オーストラリア・シドニーの観光名所ボンダイビーチで14日午後6時47分ころ、武装した2人がボンダイビーチに集まった群衆に向かって発砲し、12人(犯人1人含む)が死亡、29人(警官2名と犯人1人含む)が負傷した。
当地ではユダヤ教の祭り「ハヌカ」が午後5時から開催されている最中に起きた銃撃事件であった。同ビーチや芝の広場には1000人余りがいたという。

この「ハヌカ」のイベントは、すべての年齢層向けに「ライブエンターテインメント、音楽、ゲーム、そして楽しいイベント」として宣伝されていた。ユダヤ教徒を中心に家族たちが芝生に集まり、海水浴客が海に集まり、人々が踊ったり太鼓を叩いたりしていたという。銃声の音を爆竹・花火の音と一瞬勘違いした人もいたほどお祭りムードだったが、多くの犠牲者が出てすぐに一帯は騒然となりパニック状態に陥ったという。

こうした事件のさなかでも、犯行現場から700キロ離れたメルボリンのコールフィールド競馬場およびフェデレーションスクエアで、「ハヌカ」が夜に開催されたものの早く終了したという。
オーストラリアのユダヤ人の人口は2021年時点で推定11万7千人、世界では10番目に多い国。ボンダイにはユダヤ人のコミュニティがあるという。

 

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ニューサウスウェールズ州のクリス・ミンズ州首相は、この攻撃はシドニーのユダヤ人コミュニティを標的にするために計画されたものだと述べた。警察当局はテロ攻撃と認定している。
犯行現場近くの車両の中で、爆発物も見つかっている。

オーストラリア放送協会(ABC)は、ビーチ近くの歩道橋から黒い服を着た2人の銃撃犯が人々に向けて発砲する映像を放映した。

 銃撃していた襲撃犯に対し、たまたまボンダイを訪れていた青果物商のアハメト氏が、横からタックルして急襲、ライフルを取り上げたものの、その後、逃亡した襲撃犯はもう一人の襲撃犯と合流し、アハメト氏を銃撃、その際、2発被弾したというが命には別条ないという。

警察によると、警察は犯人一人を射殺し、一人を拘束、銃撃はこの2人により引き起こされたもので、地域一帯での脅威はなくなったと発表している。

オーストラリアでは2023年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを急襲し、パレスチナ自治区ガザでの戦争が始まって以来、複数のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)やユダヤ系ビジネスの拠点、住宅が攻撃の標的とされてきていた。
そうしたことから、ユダヤ教の祝祭はテロの可能性があり、セキュリティ上、祭りの開始時間は、開始の数時間前に全体に周知されるという。

オーストラリア安全保障情報機構(ASIO)によると、犯人の一人はASIOのテロ監視リストにリストアップしていたが、緊急性は低いとみて常時の監視は行っていなかったという。
警察は、犯人の人種や供述に基づく襲撃目的などはまだ発表していない。ただ、襲撃犯の住所地にいた男女2人を関係しているとみて逮捕している。

オーストラリアのセキュリティ関係者はテロのオーストラリアにおける発生確率は50%と高いままだとしている。米国と似た建国の経緯があるが、近年は労働者としての受け入れも多く、
人口2550万のうち
70%が欧州系白人、
12%がアジア人、
先原住民2%、
アフリカ系黒人1.5%。
移民の構成比は20%。
1975年まで白豪主義の国。

オーストラリア政府は銃規制しており、政府への銃返却者には奨励金も交付していたが、ほとんどは依然所持したままとなっている。

↓左がシドニー・ボンダイビーチ/ビーチの駐車場そばで襲撃犯のライフルを市民が奪い取る
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[ 2025年12月15日 ]

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