【山形】スーパー「サンエー」が事業停止 負債約11億500万円 ベル食品売場は事業譲渡へ
山形県山辺町でスーパーマーケットを運営する「(株)サンエー」が、2026年8月31日付で事業を停止したことが分かった。 負債は2026年5月期末時点で約11億500万円に上る。
同社は、羽前山辺駅に隣接するショッピングセンター「ベル」の主要テナントとして食品スーパーを運営。 かつては河北町への出店や酒類小売会社の吸収合併などで事業を拡大し、2005年5月期には約29億9000万円の売上高を計上していた。
サンエーの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | 株式会社サンエー |
| 所在地 | 山形県東村山郡山辺町 |
| 事業内容 | スーパーマーケット、酒類小売など |
| 設立 | 1988年6月 |
| 事業停止 | 2026年8月31日 |
| 負債 | 約11億500万円(2026年5月期末時点) |
| 最盛期売上高 | 2005年5月期 約29億9000万円 |
| 2024年5月期 | 売上高約11億3000万円、当期純損失約4000万円 |
| 2026年5月期 | 売上高約6億3000万円 |
| 今後 | 「ベル」の食品スーパー事業を秋田県のスーパーへ譲渡予定 |
ピーク時には売上高約29億9000万円
サンエーは1988年6月に設立され、1989年12月にショッピングセンター「ベル」の主要テナントとしてスーパーマーケットを開店した。
2000年4月には河北町に「河北店」を開設。 2003年3月には山辺町を本店として複数店舗を展開していた酒類小売会社を吸収合併するなど事業規模を拡大し、2005年5月期には年売上高約29億9000万円を計上していた。
競合店の出店で売り上げ低迷
しかし、その後は山辺町や河北町で競合店の出店が相次ぎ、販売競争が激化。 不採算となった酒類小売店舗を順次閉鎖したこともあり、売上規模は縮小していった。
加えて、店舗出店に伴う設備投資負担も重荷となり、収益面では厳しい状況が続いた。 2024年5月期の年売上高は約11億3000万円まで減少し、当期純損失約4000万円を計上した。
同年7月には不採算となっていた河北店を閉店し、経営改善を図ったものの業績は回復せず、2026年5月期の年売上高は約6億3000万円まで落ち込んだ。
資金調達が限界となり事業継続を断念
今期に入ってからも業績改善の見通しが立たず、資金調達余力も限界に達したことから、事業の継続を断念。 2026年8月31日付で事業を停止した。
負債は2026年5月期末時点で約11億500万円に上るが、今後変動する可能性がある。
「ベル」の食品スーパーは秋田県の企業へ譲渡
一方、サンエーがショッピングプラザ「ベル」で運営していた食品スーパー事業については、秋田県のスーパーマーケット事業者へ譲渡される予定となっている。
店舗を改装したうえで2027年の営業開始を目指しており、サンエーの事業停止後も地域の食品スーパーとしての機能は引き継がれる見通し。 現時点で譲渡先の企業名は明らかにされていない。
なお、2026年9月1日時点では、サンエーについて破産手続き開始決定や自己破産申請は確認されていない。 今後の債務整理の動向が注目される。
※記事は2026年9月1日時点で確認できた情報をもとにしています。
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