【愛知・蒲郡】創業60年の自動車部品加工「フジタ」が破産 金属加工会社
愛知県蒲郡市の金属加工会社「(株)フジタ」が、2026年8月26日、名古屋地裁豊橋支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は1966年創業。NC旋盤やマシニングセンターによる金属切削加工を主力とし、自動車部品をはじめ、機械部品や一般産業用金属部品などを手がけてきた。2026年で創業60年を迎えた地場製造業者だった。
1966年創業、蒲郡で60年
同社は1966年4月、「藤田鉄工所」として創業。当初は減速機部品の加工を中心に手がけ、その後、1972年に法人化した。
NC旋盤の導入を進めながら自動車部品などの精密加工分野へ事業を拡大し、1991年には「(株)フジタ」へ組織変更。蒲郡市を拠点に長年にわたり金属加工事業を展開してきた。
自動車部品や機械部品を加工
主力はNC旋盤やマシニングセンターを使用した金属切削加工で、自動車部品のほか、一般産業用の機械部品などを製造していた。
一般鋼や高硬度鋼、ステンレス、アルミ、チタンなど幅広い材質の加工に対応し、試作品や小ロット品から量産品まで受注。複数のNC旋盤やマシニングセンター、各種測定機器を備えるなど、生産・品質管理体制を整えていた。
ISO9001を取得、品質管理にも注力
2010年には品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」を取得。その後、ISO9001:2015へ移行するなど、精密部品加工を支える品質管理にも取り組んでいた。
公開されていた企業情報では、愛知県内を中心とする複数の製造業者との取引実績も確認されており、地域の製造業を支える加工会社の一社だった。
創業60年で破産手続きへ
同社は2026年8月26日、名古屋地裁豊橋支部から破産手続き開始決定を受けた。破産管財人には弁護士が選任されている。
現時点で負債総額や直近の売上高、事業停止時期は確認できていない。また、今回の破産に至った具体的な要因についても明らかになっていない。
自動車・機械部品などの加工を手がけ、蒲郡市で60年にわたり事業を続けてきた地場製造業者が、破産手続きに入ることとなった。
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