アイコン 【大分】創業80年超の老舗「うを清」が自己破産申請へ 負債約4.5億円 割烹・仕出し


大分市で割烹料理店や仕出し事業を手がける「株式会社うを清」が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かった。負債総額は約4億5000万円が見込まれている。

同社は1943年(昭和18年)創業の老舗。鮮魚店を前身として80年以上にわたり事業を続けてきたが、コロナ禍以降の受注減少に加え、物価高や割烹需要の低迷が重なり、資金繰りが悪化していた。

法人名 株式会社うを清
所在地 大分県大分市
創業 1943年(昭和18年)
法人化 1975年10月
事業 割烹・日本料理店、仕出し弁当、ケータリングなど
事業停止 2026年8月31日
負債 約4億5000万円
今後 自己破産申請の準備
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鮮魚店から発展、80年以上続いた大分の老舗

「うを清」は1943年、大分市で鮮魚店として創業した。地域住民から刺身の盛り合わせなどの注文を受けるようになったことをきっかけに仕出しへ進出し、その後は日本料理店にも事業を広げた。

仕出し部門は「うを清仕出しセンター」として展開。日本料理店も約40年間営業したが、建物の老朽化などから1988年にいったん閉店した。

その後、地域から復活を望む声もあり、2013年3月には25年ぶりに日本料理店を再開。完全予約制の割烹として、法事や会合、接待、顔合わせ、祝宴などの需要を取り込んだ。

同社公式サイトによると、割烹料理のほか、弁当、刺身、寿司、オードブルなどの仕出しやケータリングを手がけ、大分市のほか別府市、由布市にも料理を届けていた。

最大4店舗を展開、売上高は約3億円

事業の拡大期には割烹料理店のほかレストランなど、大分市内で最大4店舗を展開した。

2014年7月期には売上高約2億9700万円を計上していたが、その後は事業環境が変化。とりわけ新型コロナウイルス感染拡大以降、法事や会合などを中心とした受注が減少し、店舗展開を縮小した。

コロナ後も需要戻らず、売上高は約1.95億円に減少

近年は割烹料理店1店舗と仕出し弁当の製造販売を中心に事業を継続していたものの、2025年7月期の売上高は約1億9500万円まで減少した。

ピークとして報じられている2014年7月期と比較すると、売上高は約1億円減少したことになる。

さらに食材をはじめとする物価上昇が収益を圧迫。割烹料理を利用する宴会や会合などの需要も十分に回復せず、厳しい経営が続いた。

こうした状況から資金繰りが行き詰まり、2026年8月31日に事業を停止。自己破産申請の準備に入った。負債総額は約4億5000万円が見込まれている。

1943年の創業から80年以上。鮮魚店から仕出し、日本料理へと事業を広げ、地域の宴席や法事需要を支えてきた老舗が経営破綻に至った。

参考: うを清公式サイト

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