【東京】ロボット開発「スピーシーズ」が特別清算 AIBO・VAIO開発経験者が設立、「高坂ここな」展開
東京都三鷹市のロボット開発会社「スピーシーズ(株)」が、2026年8月21日、東京地裁立川支部から特別清算開始決定を受けた。
同社は2001年設立。二足歩行ロボットやモーションフィギュアの開発を手がけ、等身大ロボットアイドル「高坂ここな」など独自のロボット製品を展開してきた。
| 法人名 | スピーシーズ(株) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都三鷹市 |
| 設立 | 2001年12月6日 |
| 資本金 | 2,000万円(2021年公表資料) |
| 事業内容 | ロボット企画開発、メカトロ設計支援、3D・IT教育など |
| 主な製品 | 高坂ここな、Speecys-FC、SPC-101C、MOFIシリーズなど |
| 特許・商標 | 特許12件、商標7件(Gビズインフォ掲載分) |
| 特別清算開始 | 2026年8月21日 |
| 裁判所 | 東京地裁立川支部 |
| 事件番号 | 令和8年(ヒ)第13号 |
| 負債額 | 現時点で確認できず |
ソニーでVAIO・AIBOに携わった技術者が2001年設立
同社は2001年12月、前身となる有限会社ナビゲーションネットワークスとして設立され、2004年にスピーシーズ(株)へ組織変更した。
創業者はソニーでVAIOの設計やAIBOの技術管理などに携わった経歴を持ち、独立後はロボット企画・開発を主力に事業を展開した。
双葉電子工業、NTT東日本、セガトイズ、ボークスなどとのロボット関連開発にも携わったとしている。
二足歩行ロボットから「高坂ここな」まで開発
2005年には燃料電池を搭載した二足歩行ロボット「Speecys-FC」、2007年にはインターネットロボット「SPC-101C」を発表した。
その後は独自の駆動技術を生かしたモーションフィギュアを開発。2017年には歌やダンスを行うロボットアイドル「高坂ここな」の販売を開始し、2019年には等身大モデルも投入した。
特許庁情報を取り込んだGビズインフォでは、同社について過去10年間分で特許12件、商標7件が掲載されており、ロボットの機構・駆動技術など知的財産の蓄積もみられた。
2026年2月にはアマノと清掃ロボットを実証
特別清算の数カ月前まで対外的な事業活動も確認されている。
2026年2月には相模原市のオープンイノベーション事業で、業務用清掃機器大手のアマノと共同し、会話機能を持つ清掃ロボットの実証走行を実施した。
さらに2026年4月時点でも、等身大モーションフィギュア「高坂ここな」を活用した事業について、共同開発や事業提携、資金調達などのパートナーを募集していた。
設立約25年で特別清算へ
公的な社会保険事業所情報では被保険者1人となっており、事業規模は小規模化していたとみられるが、その経緯や時期は確認できていない。
2001年の設立から約25年となる2026年8月21日、東京地裁立川支部から特別清算開始決定を受けた。
直近の売上高や負債総額、特別清算に至った具体的な原因については現時点で確認できていない。
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