【大阪・堺】旧「千総」の有限会社SSが破産 1887年創業の果実事業は神戸紅茶へ承継
大阪府堺市美原区の「(有)SS」が、2026年8月26日、大阪地裁堺支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は、ジャムブランド「Atelier confiture(アトリエコンフィチュール)」などを展開していた旧・有限会社千総。2025年12月に果実加工・カフェ事業などを神戸紅茶(株)へ譲渡した後、「有限会社SS」へ商号を変更していた。
| 法人名 | (有)SS |
|---|---|
| 旧商号 | (有)千総 |
| 所在地 | 大阪府堺市美原区 |
| 主な旧事業 | ジャム・果実加工品の製造販売、カフェ運営など |
| ブランド | Atelier confiture など |
| 事業承継 | 2025年12月、神戸紅茶(株)へ承継 |
| 商号変更 | 2025年12月11日 |
| 破産開始決定 | 2026年8月26日 |
| 裁判所 | 大阪地裁堺支部 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第686号 |
| 負債額 | 現時点で確認できず |
1887年創業の果実商をルーツに持つ「千総」
千総のルーツは1887年(明治20年)創業の果実商にさかのぼる。長年にわたり果物を扱い、近年は果実加工品の製造販売を主力としていた。
オリジナルブランド「Atelier confiture」では、国産果実などを使用したジャムやコンフィチュール、ゼリーなどを展開。OEM・PB商品の受託にも対応していた。
2023年に堺市美原区へ工場移転、直営カフェも
2023年には堺市美原区に工場を移転し、工場併設型のカフェ&ショップ「FRUITS SEASON - NANASOFUTA -」を展開。ジャムやジェラートなど果実を生かした商品を販売していた。
千総の商品は地域の観光土産としても取り上げられ、果実加工ブランドとして一定の知名度を有していた。
2025年12月に神戸紅茶へ事業承継
旧・千総は2025年12月、ジャムなどの製造販売事業やカフェ事業、設備などを神戸紅茶(株)へ承継した。
神戸紅茶側では「コンフィチュール事業部」として事業を引き継いでおり、「Atelier confiture」などの果実加工事業は現在も承継先で継続している。
事業譲渡後に「SS」へ商号変更、約8カ月後に破産
事業承継後の2025年12月11日、旧運営法人は「有限会社千総」から「有限会社SS」へ商号を変更した。
それから約8カ月後となる2026年8月26日、大阪地裁堺支部から破産手続き開始決定を受けた。財産状況報告集会などは2026年12月3日午前10時に予定されている。
負債総額や事業承継に至った具体的な経緯、今回の破産原因については現時点で確認できていない。
お住まいの地域・都道府県から最新の倒産情報を確認できます
従業員・取引先・利用者が確認すべき手続きと相談先はこちら





