【長野・筑北村】中澤精肉が破産 負債約3718万円、「味付け牛モツ」扱う地域の精肉店
長野県東筑摩郡筑北村の精肉事業者「有限会社中澤精肉」が、長野地裁松本支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。負債は約3718万円。
同社は信州産を中心とした牛肉、豚肉、鶏肉などの店頭販売のほか、学校や宿泊施設への卸売りも手がけていた。筑北地域で親しまれてきた「味付け牛モツ」を扱い、EC販売や筑北村のふるさと納税返礼品事業にも参加していた。
中澤精肉とは
有限会社中澤精肉は、長野県東筑摩郡筑北村坂北に本店を置く精肉事業者。法人番号は「1100002024408」。
2001年に創業し、2002年3月に法人改組。県内外の精肉店で勤務した先代が、長野市信州新町のスーパーにテナントとして出店したのが始まりで、2003年12月に筑北村に店舗を開設した。
信州産を中心とした牛肉、豚肉、鶏肉のほか、ホルモン類や加工肉、総菜などを店頭で販売。学校や宿泊施設への卸売りも行い、地域の食肉需要を支えていた。
2013年には安曇野地域にも出店したが、安曇野店は2021年8月に撤退。その後は筑北村を拠点に営業を続けていた。
筑北地域の「味付け牛モツ」を販売
同店が扱っていた商品の一つが「味付け牛モツ」。筑北村公式サイトでは、地域の精肉店が受け継いできた筑北地域のソウルフードとして紹介されている。
「味付け牛モツ」は中澤精肉が創出したブランドではなく、筑北村西条にあった金山商店が発祥とされる地域の食品。中澤精肉では独自に味付けを工夫した商品を販売していた。
店頭販売に加え、SNSを利用した情報発信やEC販売にも取り組み、筑北村のふるさと納税返礼品の提供事業者にもなっていた。
競争激化で受注減、2025年3月ごろまでに事業停止
その後は競合の激化などから受注が減少し、収益が低迷。資金繰りもひっ迫するなかで先行きの見通しが立たなくなり、2025年3月ごろまでには事業を停止していたという。
負債は約3718万円。
中澤精肉の破産手続き
有限会社中澤精肉は、令和8年(2026年)9月1日、長野地裁松本支部から破産手続きの開始決定を受けた。
破産管財人には澤田若菜弁護士が選任されている。債権の届け出期間は令和8年10月1日までで、財産状況報告集会などの期日は同年12月1日午前10時30分。事件番号は令和8年(フ)第187号。
| 法人名 | 有限会社中澤精肉 |
|---|---|
| 法人番号 | 1100002024408 |
| 所在地 | 長野県東筑摩郡筑北村坂北 |
| 業種 | 精肉小売・食肉卸 |
| 創業 | 2001年 |
| 法人改組 | 2002年3月 |
| 事業停止 | 2025年3月ごろまで |
| 負債 | 約3718万円 |
| 破産手続き開始決定 | 2026年9月1日 |
| 裁判所 | 長野地裁松本支部 |
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