【北海道】土木資材販売のフィックスが破産 年商12.5億円から1.5億円に縮小、負債約9000万円
北海道札幌市中央区で土木・建築用資材の販売を手掛けていた株式会社フィックスが、2026年10月21日、札幌地裁から破産手続き開始決定を受けたと報じられた。負債総額は約9000万円。
同社は1991年3月設立。河川や道路の工事に使用される土木資材をはじめ、環境関連商品、コンクリート補強材などを販売し、付随する設置工事にも対応していた。
2001年2月期には売上高12億5656万円を計上したものの、その後は公共工事の減少や競争激化などにより減収が続いた。2025年2月期の売上高は1億5189万円まで縮小し、ピーク時と比較すると約87.9%減少していた。
長年にわたる業績低迷に加え、2026年7月には代表者が死去。事業継続の見通しが立たなくなり、8月20日に従業員を解雇、10月2日に破産を申請したとされる。
1991年設立、河川・道路向けの土木資材を販売
フィックスは1991年3月に設立された土木・建築資材の販売会社。
河川や道路などの公共工事で使用される土木関連資材を中心に、環境関連商品やコンクリート補強材などを取り扱い、販売する資材に付随した設置工事も手掛けていた。
事業の中心は土木工事そのものの請負ではなく、建設会社などに対する専門資材の供給だった。公共工事関連の需要が同社の営業基盤を支えていたとみられる。
2001年2月期には売上高12億5656万円を計上するなど、一定の事業規模を確保していた。
公共工事減少と競争激化、2004年ごろには大口不良債権
しかし、2000年代に入ると公共工事の減少や同業他社との競争激化が進み、販売環境は厳しさを増していった。
さらに、2004年ごろには大口の不良債権が発生したとされる。長期間にわたって不良債権の処理が進まず、経営面の負担になっていたという。
売上規模が縮小するなかで、収益性も低下。経営改善に向けた取り組みを続けていたが、事業規模を以前の水準に回復させることはできなかった。
2020年2月期には人員を大幅に削減し、経費負担の軽減を図った。その後は年間売上高1億円から1億5000万円程度で推移するなど、ピーク時から大きく縮小した事業規模で営業を続けていた。
2025年売上高1億5189万円、ピーク時から約88%減少
2025年2月期の売上高は1億5189万円にとどまり、赤字を計上したとされる。
2001年2月期の売上高12億5656万円と比較すると、減少額は約11億467万円、減少率は約87.9%に達する。24年間で売上規模がピーク時の約12.1%まで縮小した計算となる。
大幅な人員削減を進めた後も収益の安定には至らず、長年の不良債権問題と事業規模の縮小が経営の重荷となっていたとみられる。
なお、不良債権の具体的な金額や相手先、破産申請時点の資産・債務の内訳は明らかになっていない。
代表者死去後に従業員解雇、10月に破産申請
業績低迷が続くなか、2026年7月に代表者が死去したとされる。
これを受けて事業の継続が困難となり、同年8月20日に従業員を解雇。10月2日に札幌地裁へ破産を申請し、10月21日に破産手続き開始決定を受けたという。
負債総額は約9000万円と報じられている。
ただし、経営悪化は代表者の死去以前から長年続いており、今回の破綻は販売不振、収益性の低下、不良債権問題などが積み重なった末のものと整理される。
破産事件番号、破産管財人、債権者数などの詳細は確認できていない。
会社概要
| 法人名 | 株式会社フィックス |
|---|---|
| 所在地 | 北海道札幌市中央区 |
| 設立 | 1991年3月 |
| 事業内容 | 土木・建築用資材販売、環境関連商品・コンクリート補強材販売、付随工事 |
| 2001年2月期売上高 | 約12億5656万円 |
| 2025年2月期売上高 | 約1億5189万円 |
| 破産申請 | 2026年10月2日(札幌地裁) |
| 破産手続き開始決定 | 2026年10月21日(札幌地裁) |
| 負債総額 | 約9000万円(報道値) |
| 法人番号 | 確認できず(同名法人との照合が必要) |
お住まいの地域・都道府県から最新の倒産情報を確認できます
従業員・取引先・利用者が確認すべき手続きと相談先はこちら





