アイコン グリコ 佐賀工場と広島工場閉鎖へ

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江崎グリコは21日、佐賀市にある生産子会社で菓子の製造・販売を手掛ける九州グリコと広島市にある乳製品の製造・販売の広島グリコ乳業を解散し閉鎖すると発表した。
同社では、製造設備が稼働後約60年と老朽化が進んでおり、市場で主流となりつつある高付加価値商品の効率的な生産が難しいためとしている。

佐賀工場は、九州グリコ(株)、佐賀市神園5丁目2-13  従業員:262人(パート含)
生産品目は、アーモンドプレミオ、ウォータリングキスミント、ポスカ、チーザ
(なお、佐賀市には、佐賀グリコ乳業(株)(佐賀市大和町尼寺2415、生産品目:グリコ牛乳、カフェオーレ、朝食BifiXヨーグルト、プッチンプリン等)もあるが、こちらは閉鎖されない。)
佐賀は、江崎グリコ創業者である江崎利一氏の故郷でもある。

広島工場、広島グリコ乳業(株)、広島市安佐南区緑井5-18-3  従業員:90人(パート含)
生産品目は、グリコ牛乳、マイルドカフェオーレ、ドロリッチ、とろ~りクリームonプリン 等

2組織の解散に伴い、2018年3月期に約5億3500万円の特別損失を計上する。

九州グリコは18年12月に生産終了し、19年1月の各社株主総会で解散を決議する予定。
広島グリコ乳業は18年9月の生産終了と、18年10月の解散決議を予定。

九州グリコは、全国で唯一、スナック菓子「チーザ」とガム類の生産を担っている。
解散後、チーザは、関東グリコ(埼玉県北本市)や関西グリコ(神戸市)など、オーブン設備を持つ大規模拠点に生産を移行する方針。
ガム類の生産は「外部委託を検討中」(広報担当者)という。

広島グリコ乳業は、スイーツ飲料「ドロリッチ」と乳飲料「マイルドカフェオーレ」の生産を担当。両製品の生産は、東京グリコ乳業(東京都昭島市)などへの移行を検討中という。

両子会社の正社員は、生産終了をもってグループ内他社へ転籍。パートや期限付き社員は契約解除となるが、「残っている契約期間に応じて、慰労金を支払いたい」(広報担当者)という。

江崎グリコは、10~12年にかけて北海道などの3工場を閉鎖。
2012年4月に関東グリコを設立するなど、生産拠点の整理・再配置に注力。
同社は「今後もグループ全体を効率化し、さらなる収益の増加につなげたい」(同)と話している。
以上、報道参照

 

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[ 2017年8月22日 ]

 

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