アイコン 米朝会談の行方と日本

 

 

米国の北朝鮮との対話路線は、本来・米外交を司るティラーソン国務長官の動きとは別に、政権中枢の米ペンス副大統領が2月10日、平昌五輪で金与正と会談しようとしたことで、核廃絶の前提なき会談(会談2時間前に北朝鮮側がキャンセル)はないとする安倍首相の言動はすべて損なわれていた。

米ペンスは平昌に入る直前に、日本を訪問しており、こうした北朝鮮側との会談の意向はすべて聞いていたはずだ。そうした素振り一つ見せず、日韓首脳平昌会談では、南北会談を主導する文在寅に対して安倍首相は、「前提なき会談より、圧力をかけ続けるべきだ」と諭し、文から「内政干渉だ」と逆に注文を付けられ会談は終わった。
挙句、
南北会談・平昌五輪参加の返礼として行われた3月5日の韓国特使の北朝鮮訪問では、北朝鮮金正恩から「米国と核廃絶を前提に会談を持つ容易がある」という親書を預かり、特使たちは金正恩の親書を携え米国へ、米トランプと会った特使たちは3月8日「(米トランプ大統領が)5月までに米朝会談を開催する」と発表した。

日本は完全に頭ごなしの話だとするが、北朝鮮側から中止されたものの2月10日のペンス-金与正会談を知らなかったわけではあるまい。それ以降も、日本は、海上自衛隊などを使い、米国から肩代わりさせられた北朝鮮の瀬取り密輸船摘発を、中国の領海近くまで行き懸命に行ってきた。

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2月9日午前、平昌五輪日韓首脳会談
2月9日夕方、レセプション(会場入場前に急遽、安倍+ペンス会談)
2月10日、幻のペンス-与正会談
(韓国政府が段取りを取ったとされるが、ペンスはトランプの許可なしに動く金の玉は持たず、平昌訪問前からすでに想定されていたものと見られる。形式的に韓国が仲介としたのだろう。南北平昌会談を前提に、そこまで米韓は打ち合わせをしていたと。知らぬは・・・・だけかも)

3月5日、韓国文大統領特使北朝鮮訪問
3月8日、訪朝団の特使ら金正恩親書携え米国訪問
3月9日、米トランプ「米朝会談5月開催」決定。

「日米は百パーセント共にある」のではなかったのか、日本政権がいくら米政権を100%信頼しても、トランプが大統領就任直後にTPPの締結を破棄したように、至極当然ながら経済・防衛とも米国の利と日本の利が完全に一致するはずもない。日本はその代参を常に用意しておくべきだろうが、信頼しきった100%関係では何も用意するもない。100%はトランプに対してのリップサービスだろうが、そうはまったく聞こえてこないのが現実。

<米朝会談にはしゃぐトランプ>
ホワイトハウスの報道官が今後、米朝首脳会談まで何を言っても中身はない。あるのは、首脳会談以前に行われる可能性が出ている米朝電話会談と米朝首脳会談の中身だけだ。
既に、トランプはこれまでの歴代の大統領ができなかったことをやると自己宣伝・自慢しており、北朝鮮が変節しない限り、絶対会わなければならないように自らを追い込んでしまっている。

金正恩にしても、トランプにしてもこうしたことが、以前考えられたことだろうか。
国を預かる身として、いつもの想定外だというのは簡単だが、代参は常に必要だということを思い知らされる。米国もこれまで水面下で公式・非公式に常時接触していたのも事実。

米トランプは首脳会談を成功させるためにか、平昌五輪後の4月に予定されている恒例のキーリゾルブについて、これまで空母を1隻から2隻、3隻と増加させてきた日本海での米韓軍事演習だったが、空母派遣を見送ると報道されている。

米国において鼻血作戦が昨年末に急浮上した。しかし、1月になると急速に収束し、変わって対話路線が台頭してきていたことも事実だ。年初の金正恩による平昌五輪参加表明の効果かもしれないが・・・。
水面下で何か動いていたと見るのが妥当だろう。金正恩と会うことができる立場の「マダム・チェ」こと北朝鮮北米局の崔善姫局長の動きも最近報じられなくなっていたが、・・・水面下で・・・。

北朝鮮に対して、核を廃絶させたところで、日本はミサイル脅威下にあり、トランプは、長距離は廃棄させても、短中距離弾頭ミサイルまで廃絶せよとは言えないだろう。これまで黙認もしてきている。

<日本の利は北の核廃絶だけではない>
日本は、今回の米朝会談で核廃絶ともなれば、トランプに拉致被害者を送還させることだけになる。そのためにも4月に首相が訪米することを決定している。ところが、日本と北朝鮮の関係は最悪な状況、金正恩がトランプにこれまでどおり「もういない」と断じれば、それで終わってしまう可能性すらある。(以前、オバマ時代に、モンゴルの首相が日朝の仲立ちをしようかと持ちかけたが、日本は何も進めなかった)
米国人3人は北朝鮮がはっきり拘束していると米国側が認知しているが・・・。

北朝鮮は欲を出さなければ、自給自足状況を何年も続けられる。それほど後進国で、国民をまた幼児のときから洗脳している。

スリーパーセルは、工作員でも平常時は何もしない工作員のこと、こうした人物たちに対しては、朝鮮中央通信がラジオ放送を通じて乱数表の数値をこれまで何回も報道している。そのことは、そのたびに韓国紙が報道している。当然、韓国や朝鮮族が多い中国・日本に多く派遣されているものと見られる。

北朝鮮に対する国連制裁文書が事前に、日本から盗み出されたと報道されていた。脱北者によると、サイバー部隊は身分を隠して日本企業のソフト開発も受注しているという。北朝鮮のサイバー部隊は北朝鮮にいるとは限らない。韓国では脱北者の中にいるかもしれない。

また、米大統領選におけるロシアゲート事件ではないが、韓国に在住するこうした工作員たちが朴大統領を弾劾に追い込み、文大統領を誕生させるため大々的にSNS工作を行ったとしてもなんら不思議ではない。

米国のCIAは、世界を股にかけ、これまで、膨大な資金を使い諜報活動・情報誘導・洗脳工作・武器提供・傀儡政権樹立などを行っていることでも知られる。現在でも情報誘導・洗脳工作およびスパイ活動を行っており、日本にも関係者がいっぱいいるようだ。ただ、それは米国の利だけに動いており、日本の利のためではまったくない。

<現在の北朝鮮・核・ミサイルでも十分脅威>
核を搭載したミサイル実験が必ず必要になるとおろかな専門家が報道番組で何回も話しているが、その技術は3ヶ月あれば開発できると昨年10月から米CIAが騒いでいた。しかし、実際そうした実験はできない相談だ。北朝鮮がICBMに核を搭載し、必ずしもワシントンを狙わなくとも、より簡単な大気圏外の米国上空で爆発させれば、電磁波により米国全土は壊滅的打撃を受ける。
核などどこから見ても無用の長物だけだ。

<トランプは何を言い出すかわからない>
このままでは、トランプは北朝鮮の核廃絶代を日本が出せと言い出しかねない。賠償請求訴訟を韓国とは締結し、とっくの昔に支払いを終えているが、北朝鮮に対してはまだ、何もしていない。
トランプが音頭を取れば、中国や韓国も当然だとして、わぁわぁ言いはじめ、支払わせるかもしれない。何兆円も・・・。その金でまた北朝鮮は核でも作るのだろうか。

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[ 2018年3月12日 ]

 

 

 

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