アイコン テスラ4~6月期、過去最大の赤字露呈

 

 

昨年、モデルSを大量受注(36万台)したものの、初めての大量生産の経験であり、軌道に乗らず、激怒して、陣頭指揮、現場の社員たちを大量解雇するなど、苛立ちばかりが目立つイーロン・マスクCEO(南アフリカ人)。しかし、やっと月産5千台の軌道に乗ってきたという。

しかし、宇宙へ、中国へ大忙しの経営者、イーロンコケたら皆コケる経営を続けている。
アメリカのEVメーカーのテスラは1日、今年4~6月までの3ヶ月間の決算を発表し、売上高は大きく増加したものの、開発や量産遅れ改善にかかわるコスト増から、最終的な損益は過去最大の赤字となった。
売上高は40億ドル(約4400億円)となり、前年同期間比43%増加した。しかし、最終的な損益は、開発や生産にかかるコストが膨らんだことから、▲7億1750万ドル(約800億円)の赤字と、過去最大の赤字となった。

テスラは、昨年7月、ほかの車種よりも割安な新型車「モデル3」の納車を始めたが、量産が大幅に遅れている。
これについてテスラは、新型車を1週間に5000台生産するとしていた目標を、今年6月末にやっと達成できたとしたうえで、今月下旬までに6000台に増やせるという見通しを示している。
今後も新型車を量産できるかが経営の安定を左右するが、テスラは「この1年間でモデル3の生産プロセスの課題を解決した」とコメントし、量産が軌道に乗るという見方を明らかにした。

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テスラの決算資料によると、今年6月末の現預金残は22億3600万ドル(約2500億円)で、3月末に比べ▲4億ドル以上減っている。
新型車「モデル3」の量産化に向けて投資が拡大していることから、投資家の間ではテスラの資金繰りの改善が必要だという見方も出ているが、イーロンCEOは1日、「資金調達するつもりはなく、その必要もない」と述べている。

ただ、中国・上海に自動車生産工場を進出させることを表明しており、新たなる資金調達も必要になってくる。
自動車工場完成までには2~3年はかかり、中国ではすでに世界最大規模の電池メーカー2社が存在し、僚友のパナ社も進出、サムスン・LGも進出している。

数年後には、現在のEV用2次電池より安全性が高く、高出力で持続時間の長い2次電池革命も始まることから、世界最大の車市場、欧米ブランドに弱い国民性からして、中国での勝算ありと見たようだ。APPLEが成功しているように。
テスラの中国進出では中国最大の外資メーカーVWへの影響が大きいと見られる。

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[ 2018年8月 2日 ]

 

 

 

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