アイコン ノーベル賞の本庶教授のコトバが各国で話題に&1000億円の若手研究者育成基金創設へ

 

 

日本人で24人目のノーベル賞受賞者である本庶佑・京都大学特別教授(76)の基礎科学研究に対する信念や座右の銘がソーシャル・メディアなどを通じて広まり、韓国や中国など各国に広がっている。

本庶教授は、研究するにあたり「科学は多数決ではない。既存の概念を壊す少数派の中から新たな成果が生まれる」としている。

本庶教授は、がん克服する免疫のメカニズムを解明したとして、米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターのジェームズ・アリソン教授と共にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
本庶教授は1日の記者会見で、「簡単に信じないこと。ネイチャー、サイエンス(の論文)も10年たてば残って1割だ。自分の目で確信できるまでやる。自分の頭で考えて納得できるまでやる」「論文とか書いてあることを信じない。自分の目で確信ができるまでやる」と語った。

ほかの学者の研究を自ら検証した上で受け入れ、自身の研究を発展させてきた。さらに、モットーは「研究に関しては何か知りたいという好奇心」と答えた。

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本庶教授は、毎日新聞とのインタビューで、
座右の銘を「有志竟成」(ゆうしきょうせい)と自ら揮毫(きごう)した。
「後漢書」に出てくるこの言葉は、「強い志を持てば、目的は必ず達成できる」という意味。
教授は「実験というのは、失敗が当たり前で、1回1回のことでめげていたらだめ。物事に不可能はない。必ず道があるとの思いでやってきた」と語った。

朝日新聞は、本庶教授がいつも時代を変える研究には「6C」が必要だと強調してきたことを伝えた。多くの人々の役に立つ研究を成功させるには、
Curiosity(好奇心)、
Courage(勇気)、
Challenge(挑戦)、
Confidence(確信)、
Concentration(集中)、
Continuation(継続)
の6つが必要だとした。
教授は「研究ほど楽しい人生はない。若い人たちがこの分野に参入してほしい」と話した。

<基金創設>
なお、本庶教授は、ノーベル賞での受賞金について、生命科学分野の若手研究者を支援することを目的に、若手研究者がめげずに研究できるよう基金を創設して、全額寄付するという。また、それでは足りないことから、オポジーノのパテント料なども組み入れるとし、すでに販売元の小野薬品と話し合っているとしている。
また、基金規模はパテント料がオポジーノの販売が世界で拡大していくことなどから、将来的には1000億円規模にしたいとしている。

日本の大学の研究予算は政府の聖域なき削減により減り続け、すぐには利に繋がらない基礎研究分野の研究が大幅に後退しているという。

花形のiPs研究所でさえ研究開発スタッフのほとんどが明日も知れぬ契約社員だという。そこまで日本の研究予算は落ち込んでいる。
本庶教授のコトバと行為に日本の将来も少しだけすくわれる。
以上、報道など参照

 

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[ 2018年10月 4日 ]

 

 

 

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