アイコン サムスン電子の方向性定まらず模索中続く

 

 

スマホが世界市場のピークアウトと中国勢に追い上げられ、今や半導体で持っているサムスン電子、ポスト半導体の有力候補とされていたバイオは巨額粉飾決算で場外乱闘、新製品と大騒ぎしていたフォルダブルフォンも中国勢が先に販売し色あせ、ファウンドリ部門もTSMCが米国から制裁を受けない限り牙城は崩せる状況になく、先行組も強い。
蓄電池のSDIも固体電池が出現すれば、市場そのものが大きく変わり、EVも騒がれるだけで足に地が付いた段階。造船のように韓国3社でダンピング競争しても自動車に対する価格構成比が高いだけに利益が出るかわからない。

サムスン電子製品はバイオを除き「中国製造2025」のターゲットにもなっている。
サムスン電子の売りっぱなしスマホに、グーグルやアップルのような販売後の客利用の付加価値を永遠に確保すべく、TIZENのOSを開発したものの、泣かず飛ばず、最近では完全撤退の話も出てきている。
今度は、アプリに進出するという。

三星電子は来年3月、ギャラクシーアップス(三星電子のアプリマーケット)の名前を「ギャラクシーストア」に変更して、スマートフォンの最初の画面(ホーム画面)に配置する。新設ギャラクシーストアには、韓国国内外の人気ゲームを独占的に提供する計画。 

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グーグルとアップルのアプリマーケットの過度な手数料(30%)に負担を感じる国内外のゲームメーカーと手を組んでゲームアプリ流通のハブになるという。

サムスン電子無線事業部は16日、釜山で開かれた地元のアプリマーケット「ワンストア」主催のゲーム業界従事者向けネットワーク行事で、「私たちはゲームに命をかけている」とし、「全世界にある7億台のサムスン電子の携帯端末を基盤に、グーグルなどが支配しているアプリの生態系の支配権を変えたい」と強調したという。

●サムスン電子、エピックゲームズ・ワンストアと手を組んでグーグルを追撃
「米エピックゲームスのフォートナイトを独占(ギャラクシーノート9に先に搭載して一定期間、まず利用するようにしたもの)で提供したのは、サムスン電子の携帯端末がゲームに最適化されたデバイスであることを刻印させるための努力だ」としながら、「来年もいくつかのゲームがギャラクシーに独占的に披露するだろう」と語った。

エピックゲームズはこれに先立って、グーグルのアプリ手数料が高すぎるという理由で「グーグル離脱」を宣言した。
先月リリースしたフォートナイトのモバイル版を自社のホームページや三星電子の「ゲームランチャー」というアプリとギャラクシーアップスを通じてダウンロードさせた。

サムスン電子がゲームに集中する理由は、アプリ売上の大部分が発生しており、爆発的に成長していることによるもの。
昨年、全世界のアプリ支出(816億6000万ドル/約9.2兆円)においてゲームが占める割合は78.8%にのぼるという。
端末の成長が低迷している中、最高級デバイスへの需要はハイスペックのゲームを楽しむユーザーから出てくる。
サムスン電子としては、ソフトウェア(ゲーム)に集中することで、ハードウェア(端末)の競争力を強固なものにすることができる。

サムスン電子とワンストアは、今年7月にゲーム開発会社がワンストアにアプリを出せば、ギャラクシーアップスにも自動的にアップロードされる内容の同盟契約を交わした。

当時ワンストアは、アプリマーケットの手数料を売上の30%から5〜20%に引き下げた。
同日、サムスン電子とワンストアのいわゆる「脱グーグル」のイベントには、国内外ゲーム業界の関係者400人が訪れるほど関心が高かった。

●G-STARのあちこちから「脱グーグル」の歩み
G-STARの現場のあちこちから「脱グーグル」の戦線が感知された。

外資系ゲーム会社としては初めて、G-STARのメインスポンサーを務めたエピックゲームスのエド・ゾリスト・パブリッシング総括ディレクターは、記者懇談会を自分から要請して、「脱グーグルの歩み以降、内部で満足できるレベルの成績を上げている」とし、「このような動きに三星電子から前向きなフィードバックをたくさん受けており、非常に近づくことができた」と述べている。

国内の中小・中堅ゲーム会社も、脱グーグルの歩みから影響を受けている。
中小ゲームメーカー・カラットゲームスのとある関係者は、「国内では主に、グーグルアプリマーケットでゲームをダウンロードしたが、海外では30種類を超える様々な方法でダウンロードしており、グローバル市場でのチャンネル変化を心配している」と語っている。

ゲーム業界のこのような動きに緊張したグーグルは、今年G-STARで初めて「企業対顧客(B2C)」ブースに、自社のアプリマーケットで活躍するインディーズゲーム開発会社のための展示場を設けるなど、ゲームメーカーの確保に乗り出している。
グーグルのプーニマ・コチカー ・ビジネス開発担当は、「昨年ゲームを設置したアンドロイドユーザーが前年比2倍に増えた」とし、「(ゲーム生態系拡張のために)インディーズゲームの育成プログラムなどを進めており、今後発展させていきたい」と語っている。
以上、韓国紙参照

プラットホームを持つOS会社、グーグルにいたってはOSをスマホメーカーに無料提供することで果実のみ刈り取っている。
サムスンがゲームアプリを作ったところでゲームプラットフォームアプリの1社に過ぎず、グーグルを追撃するとは迫撃砲でICBMを迎撃するくらいの差があろうか。BTSのようにはいかない。
 

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[ 2018年11月20日 ]

 

 

 

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