アイコン 追報:(株)大和産業(大阪)/破産手続き開始決定 負債23億円

 

 

電子部品製造の(株)大和産業(大阪府堺市堺区中安井町)は5月31日に事業停止、7月19日に申請処理を原正和弁護士(電話06-6268-5070)に一任して、大阪地方裁判所へ自己破産申請した。

負債額は約23億円。

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同社は昭和50年6月設立の精密電子部品製造会社。携帯電話や携帯ゲーム機器のディスプレイやタッチパネル、光学デバイス製品を手がけ、平成20年3月期には100億円を超える売上高を計上していた。しかし、携帯電話がスマホに移行、携帯ゲーム機器やデジカメ用も伸びず、平成30年期には19億円まで売上高が減少、それまでの設備投資にかかわる借り入れ負担も重たく、信用も低下し、中国企業からの材料もストップされ5月に事業停止、その後、スポンサー探しを行ったものの見つからず、今回の自己破産申請となった。

追、事業継続意思があるのならば、民事再生を申請してスポンサー探しを行うべきだったろう。設備を利用できる企業があったかもしれないが、負債が重いままではどこも寄り付かないだろう。

 

既報記事
(株)大和産業(大阪)/自己破産へ 負債23億円

同社は昭和50年創業のタッチパネル事業者。元々工業用ゴム製品製造からスタート、ゴム製品やプラスチック製品、光学デバイス事業などにも進出し、以前は100億円以上の売上高を計上していた。

しかし、リーマン・ショックにより業績は一変した。その後はスマホ・ゲーム機の市場拡大に乗り、タッチパネル等光学デバイス部門が拡大していた。

ところが、中国での投資事業が失敗し、撤退損から2億円以上の赤字を露呈、大口顧客から取引を停止され業績低迷、昨年には、業績不安から中国の仕入先からも取引が難しくなり、先行き見通しが立たなくなり今回の事態に至った。

 

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[ 2019年7月29日 ]

 

 

 

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