フィリピン人の介護女性9人が人権問題で東大阪の「寿寿」施設を提訴
フィリピン人女性9人が大阪府東大阪市の介護施設で『奴隷のように働かされた』などとして、施設の運営会社に対し、損害賠償を求めて27日に集団提訴することがわかったとJNNが報じている。
訴えを起こすのは、フィリピン人の川村シンチアさん(45)ら9人。代理人などによると、川村さんらは、日本人男性との間に生まれた子どもについて、『日本国籍を取れるようにする』などと勧誘されて来日し、東大阪市の介護施設「寿寿」で介護士として働いていた。
しかし、実際に国籍取得の手続きはされず、事前に説明されていたより低い給与だった上、渡航費用などの借金を天引きされたという。
「借金が終わらなかったら、仕事を辞めることはできない。子どもが病気の時に(私が)連日、勤務だから(誰も)めんどうをみてくれない。同じ人間として見てほしい」と提訴するフィリピン人女性は述べている。
また、『自分が死んでも会社は責任を問わない』とする権利放棄書にも署名させられ、人格権を侵害されたなどとして、あわせて数千万円の損害賠償を求めている。
この介護施設を巡っては既に元従業員の女性1人も提訴している。
以上、
ニュースでも取り上げられていたが、府が認可した異常な介護施設のようだ。利益のためには何でもありの介護施設の一端が垣間見える。一部の介護施設の問題だろうが、国際間の問題でもあり、裁判も早期に処理する必要がある。管理監督の大阪府庁はどうなってるねん。
[ 2015年5月27日 ]
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