カプコン 17/3期決算 2桁増収増益 女性スタッフ開発「囚われのパルマ」貢献
同社当決算につき、デジタルコンテンツ事業は、
VR完全対応の主力タイトル「バイオハザード7 レジデントイービル」(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)がおおむね順調に推移したほか、今年3月に発売した「モンスターハンターダブルクロス」(ニンテンドー3DSシリーズ用)も堅調な出足を示した。
しかし、「デッドライジング4」(Xbox One、パソコン用)および低年齢者向けに投入した「モンスターハンターストーリーズ」(ニンテンドー3DSシリーズ用)は、総じて軟調に推移した。
一方で、「バイオハザード」シリーズのHD(高精細度)版等が安定したユーザーに支えられ健闘した。また、海外向け「モンスターハンタークロス」(ニンテンドー3DSシリーズ用)も定着したブランド力により底堅い売行きを示し
た。
さらに、オンラインゲームやモバイルコンテンツは、局面打開に向けて開発体制や運営方法の見直しを進める中、女性スタッフが中心となって開発したスマホ向け恋愛ゲーム「囚われのパルマ」(アンドロイド、iOS用)が配信開始日にアップストア有料ランキング1位となるなど、新境地を開いた。
この結果、売上高は587億4百万円(前期比11.7%増)、営業利益は110億96百万円(前期比8.8%減)となった。
アミューズメント施設事業は、売上高は95億25百万円(前期比5.2%増)、営業利益7億52百万円(前期比7.5%増)となった。
アミューズメント機器事業は、売上高は168億56百万円(前期比26.3%増)、営業利益51億6百万円(前期比81.6%増)となった。
その他ライセンス事業などは、売上高は20億83百万円(前期比2.0%増)、営業利益9億69百万円(前期比89.8%増)となったとしている。
連結/百万円 |
売上高
|
営業利益
|
←率
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経常利益
|
当期利益
|
14/3期
|
102,200
|
10,299
|
10.1%
|
10,946
|
3,444
|
15/3期
|
64,277
|
10,582
|
16.5%
|
10,851
|
6,616
|
16/3期
|
77,021
|
12,029
|
15.6%
|
11,348
|
7,745
|
17/3期
|
87,170
|
13,650
|
15.7%
|
12,589
|
8,879
|
17期/16期比
|
13.2%
|
13.5%
|
|
10.9%
|
14.6%
|
18/3期予想
|
93,000
|
14,500
|
15.6%
|
14,000
|
9,500
|
18/3予/17
|
6.7%
|
6.2%
|
|
11.2%
|
7.0%
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