アイコン ソニー・5月日本公開予定の「ピーターラビッド」各国のアレルギー団体が猛抗議

ソニー・コロンビア映画が手がけた英国の児童書を実写化した映画「ピーターラビット」が公開早々、食物アレルギーの子を持つ親や支援団体から非難を浴びている。

問題視されているのは、主人公のウサギ、ピーターとその仲間が宿敵のマクレガー氏と繰り広げる闘いのエピソード。
同氏が、キイチゴの一種、ブラックベリーのアレルギーだからと、ピーターたちがブラックベリーを投げ付ける場面がある。
マクレガー氏は苦しみ出すが、自分で治療薬を注射してようやく助かるというストーリー。

<SONY謝罪に追い込まれる>
これに対し、重いアレルギーの子を持つ親たちがツイッターで次々と懸念を示し始めた。
一部の親が同作品のボイコットまで呼び掛ける事態を受け、製作会社のソニー・ピクチャーズは「配慮が足りなかった」と謝罪する声明を出した。

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専門家は「これほど深刻な問題を笑い話にするのは無責任で危険。食物アレルギーは死を招くこともある」と指摘する。
アレルギーの子どもが学校で脅されたり、身体的な被害を受けたりするいじめの例はいくらでも報告されている。

米国の「ぜん息およびアレルギー基金」は、最初に声を上げた団体の一つ。
公開初日の9日からフェイスブックに親たちへの警告を投稿し、10日には製作者への書簡で、食物アレルギーを「注意を引くための仮病」のように扱っているふしがあると抗議した。

オーストラリアを拠点にアレルギーの問題に取り組む団体も10日から、インターネット上でソニーに謝罪を求める署名運動を展開していた。
以上、報道参照

日本ではゴールデンウィーク用に公開予定だったろうが、一度こうしたケチが付けば、ケチは拡大し、肝心のSONYイメージの毀損・信用問題にも発展する。消費者を相手にするSONY、公開を続けるかは十分検討する必要がある。
時間の長さが不明であるが、今からでも当エピソード部分を除去すべきだろう。
このままでは米国はおろか稼げる中国での公開もできなくなる可能性すらある。

SONY・コロンビア映画に人権を取り扱う部門はないのだろうか。
少々の収益回復に調子に乗りすぎるとこうしたことが生じる。

アレルギー患者は近代文明の発達とともに増加するばかり、医学がいくら発達しても治療薬さえまだ開発されていない。それほどアレルギーは原因が複雑で患者にとって大変なのだ。アナフィラキシー症状が出たり、痙攣を起こしたりする場合もある。

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[ 2018年2月14日 ]

 

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