アイコン 6月 7%増の米自動新販売台数メーカー別ランキング

 

 

オートーデータが3日発表した統計によると、6月の米自動車販売台数は前年同月比で7.0%増の1,576千台と好調だった。季節調整済みの年率で1,747万台となり、前月の1,691万台から増加した。
米国と他国による貿易摩擦が高まり、自動車関税導入を巡るけん制の応酬が自動車業界への重しとなっているものの、スポーツ多目的車(SUV)や大型ピックアップトラックの販売が好調だった。

ただ、燃料価格上昇に加え、金利上昇に伴う月々の自動車ローン支払い額の増加など、今後の販売への向かい風が存在することも指摘された。

<米自動車メーカー大手は総じて堅調・P/U等大型車牽引>
フォード・モーターの6月販売台数は小幅増だが、「フォード」ブランドのSUV販売は8.1%増加し、6月としては過去最高の7万7,453台となった。主力のピックアップトラック「Fシリーズ」は今年、通年の過去最高を塗り替える見通し。

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欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は約8%増加。「ジープ」の販売が好調で、19%増と、6月としては過去最高の販売台数を記録した。

ゼネラル・モーターズ(GM)は現在、月間販売台数の公表を行っていないが、4~6月期の販売台数について、トラックおよび新型クロスオーバー車が好調で、前年同期比4.6%増だったと明らかにしている。

ただ、コックス・オートモーティブのエコノミスト、チャーリー・チェスボロー氏は、金利上昇によるローン支払額の増加や、ローン審査の厳格化を踏まえ、「値ごろ感が薄れつつある」と指摘している。乗用車・小型トラックの販売台数は2018年に1,680万台、2020年には1,650万台に減少するとの見通しを示した。

 

6月の米市場 乗用車販売台数
2018年
6月
1~6月
 
販売台数
前年比
販売台数
前年比
セダン
503,983
-6.5%
2,848,218
-11.5%
SUV・P/U等
1,072,581
14.7%
5,785,799
10.5%
総販売台数
1,576,564
7.0%
8,634,017
2.2%
6月の米自動新販売台数メーカー別ランキング
2018年
6月
1~6月
販売台数
前年比
販売台数
前年比
GM
279,856
15.2%
1,496,131
5.9%
Ford
229,537
1.0%
1,271,714
-1.8%
Toyota
209,602
3.6%
1,189,312
3.0%
FCA 
202,264
8.0%
1,115,476
4.5%
Honda
146,563
4.8%
787,824
-0.5%
Nissan
145,096
1.2%
780,695
-4.8%
Hyundai
64,052
17.5%
335,048
-3.3%
Subaru
59,841
15.0%
322,860
5.9%
Kia
56,571
0.8%
293,563
-0.7%
BMW
29,407
1.5%
153,386
2.9%
Mercedes
28,999
-9.7%
175,758
-1.1%
VW
28,941
5.7%
172,898
7.2%
Mazda
26,893
20.4%
163,924
15.7%
Audi
19,471
0.3%
107,942
4.8%
Mitsubishi
11,149
46.2%
67,327
23.4%
Volvo
9,869
35.1%
47,623
39.6%
Tesla
8,200
110.3%
30,750
30.6%
Land Rover
6,982
21.2%
44,779
24.9%
Porsche
4,892
8.3%
29,421
6.7%
MINI
4,146
-6.0%
22,636
1.9%
Jaguar
2,353
-20.1%
14,787
-28.4%
smart
126
-44.2%
650
-67.2%
Others
1,754
12.1%
9,513
-7.4%
Grand Total
1,576,564
7.0%
8,634,017
2.2%


 

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[ 2018年7月 4日 ]

 

 

 

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