アイコン 11月の首都圏の分譲マンション販売戸数4.9%減 契約率も低調 平均価格ダウン

 

 

不動産経済研究所が17日に発表した11月の首都圏の分譲マンションは、新規発売戸数は3,298戸で、対前年同月の3461戸)に比べ▲4.9%減、対前月(10月)の2007戸に比ぺ64.1%増。

2、11月の地域別発売戸数は、
東京都区部は1,306戸(全体比39.7%、前年同月比▲5.9%減)、
都下は164戸(同5.0%、▲54.9%減)、
神奈川県は492戸(同14.9%、▲46.4%減)、
埼玉県は984戸(同29.9%、143.6%増)、
千葉県は347戸(同10.5%、▲10.3%減)。
東京都のシェアは44.6%。

3、新規発売戸数に対する契約戸数は1,817戸で、月間契約率は55.2%。前月の42.6%に比べて12.6ポイントアップ、前年同月の53.9%に比べて1.3ポイントアップとなっているが、好不調の判断とされる70%には程遠い。

4、11月の地域別契約率は、
都区部37.9%、
都下 57.3%、
神奈川県 57.1%、
埼玉県 68.2%、
千葉県 79.5%

5、11月の1戸当り平均価格は5,469万円、1㎡当り単価は80.8万円。
2019年10月は5,992万円、91.4万円であったので、前月比総額では523万円安で▲8.7%のダウン、㎡単価は10.6万円安で▲11.6%ダウンしている。
また、昨年の2018年11月は6,017万円、89.7万円であったので、前年同月比総額では548万円安で▲9.1%のダウン、㎡単価は8.9万円安で▲9.9%ダウンしている。

6、11月の地域別平均価格、1㎡当り分譲単価は以下のとおり。
東京都区部は6,868万円、107.8万円(▲10.2%ダウン、▲12.9%ダウン)、
都下は5,412万円、87.2万円(▲0.3%ダウン、14.3%アップ)、
神奈川県は5,736万円、82.7万円 (7.8%アップ、9.2%アップ)、
埼玉県は3,884万円、53.8万円(▲2.9%ダウン、▲6.6%ダウン)、
千葉県は4,345万円、61.9万円(▲2.5%ダウン、同値)。

7、11月末現在の翌月繰越販売在庫数は7,525戸で、2019年10月末現在の7,000戸に比べて525戸の増加。2018年11月末残戸数は6,749戸だった。

8、2019年12月の発売戸数は6,500戸の見込み(2018年12月は7,462戸、2017年12月は6,480戸)。
以上、

タワマンや超高級マンションが販売開始されない月には全体価格が下がる。特に東京湾岸のタワマンは販売戸数も多くなり、影響は大きくなる。

[ 2019年12月18日 ]

 

 

 


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