アイコン マニラ南方約65キロのタール火山噴火 噴煙15000メートル

 

 

フィリピンで12日午後、ルソン島の首都マニラ南方約65キロの高原の観光地タール湖内にあるタール火山が噴火した。けが人が出たという情報はないが、フィリピン当局は住民に避難を勧告するとともに、マニラ国際空港を発着する航空機の運航を停止し、警戒を続けている。噴煙の高さは約15,000メートルに達している。

フィリピンの航空当局は、噴火による火山灰の影響で、日本とのあいだを結ぶ便を含め、マニラ国際空港を発着するすべての航空機の運航を停止している。

この影響で、12日午後、日本からマニラに向かっていた日本航空の745便が成田空港に引き返した。

火山地震研究所は、数日以内にさらに大きな規模の噴火が起きるおそれがあるとして5段階ある警戒レベルを上から2番目に当たるレベル4に引き上げ、観光客などの入山を禁止するとともに、周辺に住む約8000人を対象に避難勧告を出すなどして警戒を強めている。

タール火山はスペイン統治時代の1572年から1977年の間に33回の噴火が記録され、それを最後に大きな噴火はなかった。

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[ 2020年1月14日 ]

 

 

 


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